保育試験 一問一答
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
○
同法、第19条に規定されています。
学問の自由は、これを保障する。
○
同法、第23条に規定されています。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○
同法、第25条に規定されています。
すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
×
教育基本法、第4条に規定されています。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
○
同法、第26条の2に規定されています。
学校内外における( )を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
1 | ボランティア活動 |
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2 | 社会的活動 |
3 | 道徳教育 |
学校内外における( 社会的活動 )を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する 態度を養うこと。
問題文に「社会の形成に参画し、」とあるので、「社会的活動」が適切であると判断できます。学校教育法は必ず確認しておきましょう。
学校内外における( )を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
学校内外における( 自然体験活動 )を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
幼稚園は、家庭との連携を図りながら、この章の第1に示す幼稚園教育の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して、( )の基礎を育成するよう学校教育法第23条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない。幼稚園は、このことにより、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとする。
1 | 生きる力 |
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2 | 確かな学力 |
3 | 知・徳・体 |
幼稚園は、家庭との連携を図りながら、この章の第1に示す幼稚園教育の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して、( 生きる力 )の基礎を育成するよう学校教育法第 23 条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めなければならない。幼稚園は、このことにより、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとする。
幼稚園教育要領もチェックしておきましょう。テキストの「幼稚園教育要領」の「ねらい」も確認しましょう。
そこで、活動的な仕事のさまざまな形態を学校に導入することに関して、留意すべき重大な事柄は、これらの形態を通して、学校の全精神が一新されるということである。学校は、将来営まれるべき、ある可能な生活と抽象的で、迂遠な関わりしかもたない学課を学ぶ場所ではなく、自らを生活と関連させ、子供が指導された生活を通じて学ぶ、子供の住みかになる機会をもつものとなる。学校は小型のコミュニティ、胚芽的社会になる機会をもつ。これが基本的事実であり、ここから継続的で、秩序ある教育の流れが生ずる。
1 | ロック(Locke, J.) |
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2 | オーエン(Owen, R.) |
3 | デューイ(Dewey, J.) |
4 | パーカースト(Parkhurst, H.) |
5 | キルパトリック(Kilpatrick, W.H.) |
デューイ(Dewey,J.)の実験学校での実践記録『学校と社会』からの一文です。テキストでは「為すことによって学ぶ」ことや「問題解決学習」を提唱したことが確認できます。
問題文の文章を全てを暗記しておくことは必要ありませんが、キーワードを読み取り正解を導けるように、色々な問題を解いておきましょう。
ロック(Locke,J.)は「体・徳・知」を兼ね備えた紳士になるための教育(紳士教育)、「健全なる身体に宿る健全な精神」と説き、子どもは「白紙(タブラ・ラサ)」であるとし環境や経験により変化するとした「白紙説」を論じました。
オーエン(Owen,R.)は自らが経営する紡績工場に「性格形成学院」を開設しました。
パーカースト(Parkhurst,H.)はドルトンプランという子どもの個性や能力により学習計画を作成し、各々の自習や自学により進める学習方法を実践しました。
キルパトリック(Kilpatrick,W.H.)は目的→計画→遂行→評価・判断という自主的に学習に取り組むプロジェクト・メソッドを提唱しました。
B→C→A
A:鈴木三重吉が赤い鳥を創刊したのは1918(大正7)年です。
B:東京女子師範学校附属幼稚園が創設されたのは1876(明治9)年です。
C:教育勅語が発布されたのは1890(明治23)年です。
学校及び学校の教職員は、基本理念にのっとり、当該学校に在籍する児童等の保護者、地域住民、児童相談所その他の関係者との連携を図りつつ、学校全体でいじめの防止及び早期発見に取り組むとともに、当該学校に在籍する児童等がいじめを受けていると( )ときは、適切かつ迅速にこれに対処する責務を有する。
1 | 情報提供があった |
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2 | 思われる |
3 | 確証を得た |
学校及び学校の教職員は、基本理念にのっとり、当該学校に在籍する児童等の保護者、地域住民、児童相談所その他の関係者との連携を図りつつ、学校全体でいじめの防止及び早期発見に取り組むとともに、当該学校に在籍する児童等がいじめを受けていると( 思われる )ときは、適切かつ迅速にこれに対処する責務を有する。
2013(平成25)年「いじめ防止対策推進法」の成立により、学校教職員は、いじめの防止や早期発見に努め、いじめを受けていると思われる早期の段階での対処する責務を有するとしています。
就学前教育:就学前教育は,幼稚園又は小学校付設の幼児学級・幼児部で行われ,2~5歳児を対象とする。
義 務 教 育 :義務教育は3~16歳の13年である(義務教育開始年齢は2019年度から6歳から3歳に引き下げられた)。義務教育は年齢で規定されている。留年等により,義務教育終了時点の教育段階は一定ではない。
初 等 教 育 :初等教育は,小学校で5年間行われる。
中 等 教 育 :前期中等教育は,コレージュ(4年制)で行われる。このコレージュでの4年間の観察・進路指導の結果に基づいて,生徒は後期中等教育の諸学校・課程に振り分けられる(いわゆる高校入試はない)。後期中等教育は,リセ(3年制)及び職業リセ等で行われる。職業リセの修業年限は2~4年であったが,2009年度より2~3年に改められた。
高 等 教 育 :高等教育は,国立大学(学士課程3年,2年制の技術短期大学部等を付置),私立大学(学位授与権がない),グランゼコール(3~5年制),リセ付設のグランゼコール準備級及び中級技術者養成課程(いずれも標準2年)等で行われる。これらの高等教育機関に入学するためには,原則として「バカロレア」(中等教育修了と高等教育入学資格を併せて認定する国家資格)を取得しなければならない。グランゼコールへの入学に当たっては,バカロレアを取得後,通常,グランゼコール準備級を経て各学校の入学者選抜試験に合格しなければならない(バカロレア取得後に,準備級を経ずに直接入学できる学校も一部にある)。教員養成機関として国立高等教職教育学院がある(2019年までは高等教員養成学院)。
1 | アメリカ |
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2 | イギリス |
3 | ドイツ |
4 | フランス |
5 | フィンランド |
フランス
テキストではフランスの教育制度については取り上げていないため、それぞれの制度の説明は難しいかもしれません。ですが、図中のコレージュ、リセ、グランゼコールなどがフランス語と判断できれば簡単な問題です。
インクルーシブ教育システムにおいては、( )学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で 教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備すること が重要である。
1 | 同じ場で共に |
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2 | 同じ場で個別に |
3 | 適切な場で個別に |
インクルーシブ教育システムにおいては、( 同じ場で共に )学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。
「共生社会」(共に生きる社会)という言葉から「同じ場で共に」と判断できます。読んだことのない文書の問題でも本文を読むとヒントがありますので、落ち着いて解きましょう。
小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「( )」を用意しておくことが必要である。
1 | 多様な学びの場 |
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2 | 専門特化した環境 |
小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「( 多様な学びの場 )」を用意しておくことが必要である。
「多様で柔軟な仕組み整備」という言葉から「多様な学び場」と判断できます。読んだことのない文書の問題でも本文を読むとヒントがありますので、落ち着いて解きましょう。
現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。
ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる( A )を生み出し、( B )を創造していくことを目指す学習や活動です。
1 | A:価値観や行動 B:多様性を尊重する社会 |
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2 | A:成長戦略 B:高度に経済発展した社会 |
3 | A:秩序や社会システム B:高度に経済発展した社会 |
4 | A:成長戦略 B:持続可能な社会 |
5 | A:価値観や行動 B:持続可能な社会 |
現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。 ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる(A 価値観や行動 )を生み出し、(B 持続可能な社会 )を創造していくことを目指す学習や活動です。
ESDに関してはテキストのコラム内で確認することができます。ESDとは、地球規模の問題を自の問題として捉え、課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、持続可能な社会を創造していくことを目ざす学習や活動をいいます。