三幸保育カレッジ


保育試験 一問一答

一問一答(子どもの食と栄養)

1

次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素を必要とする。

2

次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

胎生期に蓄えられた先天性免疫が十分にあるため、生後6か月くらいまでは感染症にかかることはない。

×

「感染症にかかることはない」と断言はできません。先天性免疫が十分にあることは事実ですが、感染症にかかることもあります。

3

次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

咀しゃく段階に合わせた食物の形態、供食の方法を選択する必要がある。



テキストを確認しましょう。

4

次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

正しい食習慣を身につけさせる第一歩という大切な時期である。

適切です。乳幼児期は離乳の時期もあり、「食べる」という行動の始まりです。

5

次の文は、炭水化物に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の三元素から構成されている。



炭水化物は糖質と食物繊維に分類されます。糖質は炭素(C)・水素(H)・酸素(O)から構成されています。

6

次の文は、炭水化物に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

炭水化物でこれ以上分解できない最小単位を単糖類という。



分子の形態によって、単糖類、少糖類、多糖類に分けられ、単糖類は1分子からなる炭水化物の最小基本単位です。

7

次の文は、炭水化物に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

消化されやすい炭水化物を食物繊維といい、重要なエネルギー源となっている。

×

食物繊維は消化されにくい炭水化物になります。炭水化物のエネルギー供給量は4kcalとなっており、重要なエネルギー源となっていますが、食物繊維が不足すると便秘になりやすくなります。

8

次の文は、炭水化物に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

消化されにくい炭水化物を糖類という。

×

炭水化物には、人が吸収しやすい糖質と、吸収できない食物繊維があります。

9

次の文は、ミネラルに関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

鉄は、ヘモグロビンの成分として、酸素を運搬する。欠乏症は貧血である。



テキストを確認しましょう。

10

次の文は、ミネラルに関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。



テキストを確認しましょう。

11

次の文は、ミネラルに関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

カリウムは、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。



テキストを確認しましょう。

12

次の文は、ミネラルに関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。

×

リンを多く含む食品には、葉菜類に多く含まれているのではありません。牛乳、肉、卵、穀類、豆類などに含まれます。骨や歯の構成成分となる働きがありますが、筋肉や神経細胞の興奮の調整は主な働きではありません。

13

次のビタミンと内容を結び付けた場合の正誤を○×で答えなさい。

ビタミンA ― 糖質代謝に関与し、欠乏症は脚気である。

×

ビタミンAは視覚、粘膜の正常化に必要で、欠乏症は皮膚や粘膜の乾燥、夜盲症などです。

14

次のビタミンと内容を結び付けた場合の正誤を○×で答えなさい。

ビタミンB1 ―  粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する。欠乏症は、夜盲症である。

×

ビタミンB1は糖質代謝に必要で、欠乏症は脚気や疲労感です。

15

次のビタミンと内容を結び付けた場合の正誤を○×で答えなさい。

ビタミンD ― カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。



ビタミンDはカルシウム、リンの吸収に必要で、欠乏症はくる病です。

16

次のビタミンと内容を結び付けた場合の正誤を○×で答えなさい。

葉酸 ― 十分量を受胎の前後に摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。



葉酸は造血機能の維持に必要で、欠乏症は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)です。

その他のビタミンの特徴と欠乏症を確認しておきましょう。

17

次の文は、母乳栄養に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

母乳は乳児の未熟な消化能力に適した組成である。



母乳の利点として、乳児が消化、吸収、利用しやすい点があります。

18

次の文は、母乳栄養に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

分娩後数日以内に分泌される乳を初乳といい、感染防御因子を多く含む。



分娩後数日以内に分泌される初乳は、免疫グロブリンの内、IgAは90%を占め、新生児の感染予防に大きな役割を果たしています。その他、ラクトフェリンやリゾチームといった感染防御因子を含んでいます。

19

次の文は、母乳栄養に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

母乳栄養児は人工栄養児に比べ乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症頻度が低いといわれている。



乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因は、うつぶせ寝や妊娠中の喫煙や受動喫煙、人工栄養などが考えられています。

20

次の文は、母乳栄養に関する記述である。正誤を○×で答えなさい。

成熟乳は初乳に比べ、たんぱく質量が多く、乳糖が少ない。

×

成熟乳は初乳に比べて乳糖が多く含まれますので甘く、初乳は免疫抑制物質が多く含まれていますので、たんぱく質量が多くなっています。

21

次の文は、離乳食の進め方についての記述である。正誤を○×で答えなさい。

生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を多く含む食品を取り入れるとよい。



テキストを確認しておきましょう。

22

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目の正誤を○×で答えなさい。

食べるのに時間がかかる

23

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目の正誤を○×で答えなさい。

偏食する

24

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目の正誤を○×で答えなさい。

むら食い

25

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目の正誤を○×で答えなさい。

遊び食べをする

26

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目の正誤を○×で答えなさい。

食べすぎる

×

上位5つには入っていません。

27

次の文は「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトです。正誤を○×で答えなさい。

生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進

×

第2次食育推進基本計画の重点課題の一つです。

28

次の文は「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトです。正誤を○×で答えなさい。

「周知」から「実践」へ

×

第2次食育推進基本計画のコンセプトです。

29

次の文は「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトです。正誤を○×で答えなさい。

生活習慣病の予防及び改善につなげよう

×

第2次食育推進基本計画の重点課題の一つです。

30

次の文は「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトです。正誤を○×で答えなさい。

食育の「周知」へ

×

第1次食育推進基本計画では食育を周知と定着を図るため食育推進
運動を行いました。

31

次の文は「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトです。正誤を○×で答えなさい。

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