保育試験 一問一答
身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素を必要とする。
〇
胎生期に蓄えられた先天性免疫が十分にあるため、生後6か月くらいまでは感染症にかかることはない。
×
「感染症にかかることはない」と断言はできません。先天性免疫が十分にあることは事実ですが、感染症にかかることもあります。
咀しゃく段階に合わせた食物の形態、供食の方法を選択する必要がある。
〇
テキストを確認しましょう。
正しい食習慣を身につけさせる第一歩という大切な時期である。
適切です。乳幼児期は離乳の時期もあり、「食べる」という行動の始まりです。
炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の三元素から構成されている。
○
炭水化物は糖質と食物繊維に分類されます。糖質は炭素(C)・水素(H)・酸素(O)から構成されています。
炭水化物でこれ以上分解できない最小単位を単糖類という。
○
分子の形態によって、単糖類、少糖類、多糖類に分けられ、単糖類は1分子からなる炭水化物の最小基本単位です。
消化されやすい炭水化物を食物繊維といい、重要なエネルギー源となっている。
×
食物繊維は消化されにくい炭水化物になります。炭水化物のエネルギー供給量は4kcalとなっており、重要なエネルギー源となっていますが、食物繊維が不足すると便秘になりやすくなります。
消化されにくい炭水化物を糖類という。
×
炭水化物には、人が吸収しやすい糖質と、吸収できない食物繊維があります。
鉄は、ヘモグロビンの成分として、酸素を運搬する。欠乏症は貧血である。
〇
テキストを確認しましょう。
ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。
〇
テキストを確認しましょう。
カリウムは、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。
〇
テキストを確認しましょう。
リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。
×
リンを多く含む食品には、葉菜類に多く含まれているのではありません。牛乳、肉、卵、穀類、豆類などに含まれます。骨や歯の構成成分となる働きがありますが、筋肉や神経細胞の興奮の調整は主な働きではありません。
ビタミンA ― 糖質代謝に関与し、欠乏症は脚気である。
×
ビタミンAは視覚、粘膜の正常化に必要で、欠乏症は皮膚や粘膜の乾燥、夜盲症などです。
ビタミンB1 ― 粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する。欠乏症は、夜盲症である。
×
ビタミンB1は糖質代謝に必要で、欠乏症は脚気や疲労感です。
ビタミンD ― カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。
〇
ビタミンDはカルシウム、リンの吸収に必要で、欠乏症はくる病です。
葉酸 ― 十分量を受胎の前後に摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。
〇
葉酸は造血機能の維持に必要で、欠乏症は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)です。
その他のビタミンの特徴と欠乏症を確認しておきましょう。
母乳は乳児の未熟な消化能力に適した組成である。
○
母乳の利点として、乳児が消化、吸収、利用しやすい点があります。
分娩後数日以内に分泌される乳を初乳といい、感染防御因子を多く含む。
○
分娩後数日以内に分泌される初乳は、免疫グロブリンの内、IgAは90%を占め、新生児の感染予防に大きな役割を果たしています。その他、ラクトフェリンやリゾチームといった感染防御因子を含んでいます。
母乳栄養児は人工栄養児に比べ乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症頻度が低いといわれている。
○
乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因は、うつぶせ寝や妊娠中の喫煙や受動喫煙、人工栄養などが考えられています。
成熟乳は初乳に比べ、たんぱく質量が多く、乳糖が少ない。
×
成熟乳は初乳に比べて乳糖が多く含まれますので甘く、初乳は免疫抑制物質が多く含まれていますので、たんぱく質量が多くなっています。
生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を多く含む食品を取り入れるとよい。
〇
テキストを確認しておきましょう。
食べるのに時間がかかる
〇
偏食する
〇
むら食い
〇
遊び食べをする
〇
食べすぎる
×
上位5つには入っていません。
生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進
×
第2次食育推進基本計画の重点課題の一つです。
「周知」から「実践」へ
×
第2次食育推進基本計画のコンセプトです。
生活習慣病の予防及び改善につなげよう
×
第2次食育推進基本計画の重点課題の一つです。
食育の「周知」へ
×
第1次食育推進基本計画では食育を周知と定着を図るため食育推進
運動を行いました。
実践の環を広げよう
〇