令和1年度 保育試験 過去問題
ABCD | |
1 | イエアウ |
2 | イエイウ |
3 | ウイエア |
4 | エアウイ |
5 | エアウウ |
正解 2
ABCD | |
1 | アエイウ |
2 | アエクイ |
3 | イオキク |
4 | オイクカ |
5 | クウアキ |
正解 2
A ア mf(メゾ・フォルテ) 少し強く
B エ dolce(ドルチェ) 甘くやわらかに
C ク lento(レント) ゆるやかに
D イ sempre(センプレ) つねに
B B♭m F7 Amaj7 | |
1 | ア ウ ア ウ |
2 | ア ウ イ ウ |
3 | イ イ ア ア |
4 | イ ウ イ イ |
5 | ウ ア ウ ア |
正解 2
B:ルート音であるB(⑤か⑰)に、長3度上のD#(⑨)、そこから短3度上のF#(⑫)で構成されるメジャー・コードです。
B♭m :ルート音であるB♭(④か⑯)に、短3度上のD♭(⑦か⑲)、そこから長3度上のF(⑪)で構成されるマイナー・コードです。
F7:ルート音であるF(⑪)に長3度上のA(⑮か③)、そこから短3度上のC(⑱か⑥)、さらにそこから短3度上のE♭(⑨)で構成されるセブンス・コードです。セブンス・コードは、上から2番目の音を省略できるのでCが省略されています。
Amaj7:ルート音であるA(③か⑮)に、長3度上のC#(⑦か⑲)、そこから短3度上のE(⑩)、さらにそこから長3度上のG#(⑭か②)で構成されるメジャー・セブンス・コードです。セブンス・コードは、上から2番目の音を省略できるのでEが省略されています。
正解 5
正解 4
楽譜は「小鳥のうた」です。実際に歌って確認してみましょう。
1 犬のおまわりさん 「まいごの まいごの こねこちゃん」
2 さんぽ 「あるこう あるこう わたしはげんき」
3 一年生になったら 「いちねんせいになったら いちねんせいになったら」
4 小鳥のうた 「ことりは とっ ても うたがす き」
5 雪 「ゆきやこんこ あられやこんこ」
ABCD | |
1 | ○○○× |
2 | ○○×○ |
3 | ○××○ |
4 | ×○×○ |
5 | ××○× |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。変ロ長調の調号は、♭が2つです。
子どもの自己表現は( A )な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を ( B )し、子ども自身の表現しようとする( C )を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい( D )な表現を楽しむことができるようにすること。
A B C D | |
1 | 自由受容アイデア様々 |
2 | 素朴受容意欲 様々 |
3 | 自由推奨意欲 適切 |
4 | 素朴推奨アイデア様々 |
5 | 素朴推奨意欲 適切 |
正解 2
子どもの自己表現は( A 素朴 )な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を( B 受容 )し、子ども自身の表現しようとする( C 意欲 )を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい( D 様々 )な表現を楽しむことができるようにすること。
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」 オ「表現」(ウ)「内容の取扱い」参照
【Ⅲ群】
サ: 子どもは見えたものではなく、知っていることを描く。
シ: 個に応じた指導の必要性を、創造活動のタイプから説いた。
ス: 世界各地の子どもの絵に見られる基本形である。
1 | Ⅰ群:アⅡ群:カⅡ群:ス |
---|---|
2 | Ⅰ群:イⅡ群:カⅡ群:サ |
3 | Ⅰ群:イⅡ群:キⅡ群:サ |
4 | Ⅰ群:ウⅡ群:キⅡ群:シ |
5 | Ⅰ群:ウⅡ群:クⅡ群:シ |
正解 3
【Ⅰ群】 イ リュケ(Luquet, G.H.)
【Ⅱ群】 キ 知的リアリズム
【Ⅲ群】 サ 子どもは見えたものではなく、知っていることを描く。
【事例】
H保育所のM保育士とJ保育士が、保育室の壁面装飾をするときの色使いについて、どんな色を選んで使うと、調和のとれた色の組み合わせで壁面が作れるかを話し合っています。
M:保育室の壁面を飾るとき、好きに色を選ぶと、うるさくバラバラな感じになることがありますね。
J:そうですね。色を選ぶときは、色相環で( A )を並べて組み合わせると、調和しやすく穏やかな印象となりますね。
M:元気で楽しい印象も入れたいときは、どうしたらよいですか。
J:それは、色相環で反対側の色を選んで並べると、目立った印象になります。
M:色相環の反対側の色とはそれぞれ( B )の関係ですね。
J:それぞれの色に白を混ぜたパステルカラーも、色の( C )は下がりますが、優しくまとまった印象の色構成をすることができます。
【設問】
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A B C | |
1 | 同系色補色明度 |
2 | 反対色寒色明度 |
3 | 同系色暖色明度 |
4 | 反対色寒色彩度 |
5 | 同系色補色彩度 |
正解 5
A 「同系色」 色相環で隣り合う色や近い位置にある色。
B 「補色」 色相環で正反対に位置する関係の色の組み合わせ。
C 「彩度」 色の三要素の一つで、色の鮮やかさの度合。
ABC | |
1 | アオイ |
2 | ウアエ |
3 | ウイエ |
4 | エアウ |
5 | エイオ |
正解 3
A ウ スタンピングは「型押し」のことで、手型、足型もこの仲間です。
B イ ステンシルは、型染あるいは型紙を使った技法。型を切り抜き、その孔の部分から絵の具、染料等を刷り込む技法です。
C エ マーブリングは、水面に墨汁や油性の絵の具を浮かべて、紙をふせて写しとる技法です。
ABCD | |
1 | ○○○× |
2 | ○××○ |
3 | ×○○× |
4 | ×○×○ |
5 | ××○○ |
正解 3
A × 不適切です。パスは主として顔料と油脂を使っています。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。クレヨンは主として顔料と木ロウを使っています。
正解 4
① 猫の顔の形に注目します。
② 耳の長さや角度、顔の形を確認し、たまご型の画用紙と比較します。
③ 「谷折り線」と「切り込みの線」の角度から、4が正解だと判断できます。
【事例】
保育所に勤務しているR保育士は、最近、何人かの保護者から子どものきょうだい関係についての相談を受けた。例えば、下の子どもが生まれたことで、これまで食事を自分で食べていたのに親が食 べさせないと食べなくなった話や、きょうだい間に強いライバル意識が生まれていざこざが増えたという話などであった。
そこで、来月の保護者会で、きょうだい関係によっておこる生活の変化や心の葛藤、またそれらを通して成長する子どもの姿を描いた絵本を保護者に紹介したいと考え、作品を集めることにした。
【設問】
次の絵本のうち、きょうだい関係を描いた作品にあてはまるものを○、あてはまらないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A: 『ティッチ』パット・ハッチンス(作・画)石井桃子(訳)
B: 『ぼちぼち いこか』マイク=セイラー(作)ロバート=グロスマン(絵)今江祥智(訳)
C: 『ちょっとだけ』瀧村有子(作)鈴木永子(絵)
D: 『キャベツくん』長 新太(作)
ABCD | |
1 | ○○×○ |
2 | ○○×× |
3 | ○×○× |
4 | ×○×○ |
5 | ××○× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。『ぼちぼち いこか』は、主人公のカバが様々な職業に挑戦する姿を描いた作品です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。『キャベツくん』は、キャベツ頭のキャベツくんを食べるとキャベツになる、いろんな動物のキャベツになった姿が面白い、ユーモア溢れる作品です。
ABCD | |
1 | ○×○× |
2 | ○××○ |
3 | ×○○× |
4 | ×○×× |
5 | ××○○ |
正解 4
A × 不適切です。「環境」が入ります。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。「生活」が入ります。
D × 不適切です。「体験」が入ります。
「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」参照
【事例】
保育所で実習を行っているKさんは、乳児クラスに配属された。実習生Kさんがおむつ替えをしていると、Lちゃんが泣き出して、とても時間がかかってしまった。しばらくたってS保育士がLちゃんのおむつ替えをしている様子を見ると、Lちゃんは機嫌よくしていた。実習生Kさんは、おむつ替えの仕方によって子どもの機嫌が変わることに気づき、おむつ替えをする際の留意点をまとめた。
【設問】
次の文のうち、乳児のおむつ替えをする際の留意点として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A: おむつ替えに必要なものは、保育士の手が届く所に準備する。
B: 身体に傷やあざなどがないかを確認する。
C: 目と目を合わさないようにおむつ替えをする。
D: おむつ交換中は、子どもの気が散ってしまうため、話しかけない。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○×× |
3 | ○××○ |
4 | ××○○ |
5 | ××○× |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。子どもと目を合わせコミュニケーションをとることは、おむつ替えの際にも大切です。
D × 不適切です。子どもに話しかけながら、おむつ交換を行うと効果的です。
abcd | |
1 | ○○○× |
2 | ○○×○ |
3 | ○○×× |
4 | ××○○ |
5 | ××○× |
正解 3
a 〇 適切です。
b 〇 適切です。
c × 不適切です。「福祉」が入ります。
d × 不適切です。「連続性」が入ります。
AB | |
1 | アイ |
2 | アウ |
3 | イウ |
4 | イエ |
5 | ウエ |
正解 2
・ 身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、( A:ア 自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。 )
・ 友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、( B:ウ 自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。 )
「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」参照
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○×× |
3 | ○×○○ |
4 | ×○×○ |
5 | ×××× |
正解 1
「保育所保育指針」に記載されている「保育士等」には、A~Dのすべて職員が当てはまります。
【事例】
母子生活支援施設で実習をしているPさん(21歳、女性)は、実習指導を担当する職員からQさん(20歳、女性)とWちゃん(1歳6か月、男児)の母子の自立支援計画の作成をするよう指示された。
Qさんは外国で生まれ育ち、3年前に就労目的で日本にやってきた。職場で日本人の男性と知り合い、結婚し、Wちゃんを出産したが、その直後から夫はQさんに対して暴力を振るうようになった。そのため、QさんはWちゃんを連れて逃げだし、DV被害者を対象としたシェルターに保護された。 その後、現在の母子生活支援施設に入所して1か月が経った。Qさんは日本語での日常会話や簡単な読み書きしかできない。Wちゃんは元気に施設の近くにある保育所に通っており、新しい生活に慣れてきた。しかしQさんは、身近に相談できる友人がいないため、将来の生活に対して漠然と不安を感じている。Wちゃんのためには夫のもとに戻った方がよいのではないかと考えたり、怖いので戻りたくないと考えたり、混乱している状況である。また、現在のところ、夫との離婚は考えていない。
【設問】
次のうち、Pさんが作成する自立支援計画の1か月以内の取り組みの内容として、最も適切な記述 を一つ選びなさい。
1: 本人の意向を尊重し、夫との関係修復を目標とする。
2: 養育の負担を減らすため、Wちゃんを児童養護施設に措置し、Qさんは日本語の修得を目指す。
3: DVによるQさんの心理的被害への治療に取り組む。
4: Wちゃんに適切な養育環境を提供するため、里親委託を目指す。
5: 夫との関係を断ち切るために、Qさんと夫との離婚調停を進める。
正解 3
1 × 不適切です。Qさんの意向では、夫との関係修復を望んでいる様子は見受けられません。
2 × 不適切です。Wちゃんは元気に保育所に通い、新しい生活に慣れてきた様子であるため、無理に環境を変える必要はありません。母子関係にも特に問題は見受けられません。
3 〇 適切です。
4 × 不適切です。Wちゃんは元気に生活を送り、特に問題は生じていないため、里親委託を目指すのはのは不適切です。
5 × 不適切です。「現在のところ、夫との離婚は考えていない」とあります。
【事例】
T保育士は、児童養護施設で勤めはじめて2か月の新任である。T保育士が担当するM君(9歳)は、N君(7歳)に対して怒鳴って言うことをきかせようとしたり、N君の持ち物を壊したりすることが多くある。T保育士はその都度、注意するが、M君は全く素直に応じることがなく、反発する。ある時、こうした反抗的な態度に対してT保育士はとても腹を立て、声を荒げた。その様子を見てい た主任保育士はT保育士に対するスーパービジョンの際、「専門職としてあなた自身が自らの感情を自覚し理解する必要があるのではないか」と述べた。
【設問】
次のうち、主任保育士の発言が示唆している内容を、バイスティックの7原則にあてはめた場合の最も適切なものを一つ選びなさい。
1: 個別化
2: 受容
3: 意図的な感情の表出
4: 統制された情緒的関与
5: 自己決定
正解 4
1 × 不適切です。「個別化」とは、対象者一人一人の個性を尊重していくことです。
2 × 不適切です。「受容」とは、相手の意見や考え方を否定せずに、まずは受け入れることです。
3 × 不適切です。「意図的な感情の表出」とは、対象者が出す感情(感情表現の自由)を認めるという考え方です。
4 〇 適切です。「統制された情緒的関与」とは、冷静に相手と向き合うことです。
5 × 不適切です。「自己決定」とは、問題解決に向けての行動は、対象者が決定すべきとの考え方です。