令和3年度 保育試験 過去問題
ABCD | |
1 | アウエイ |
2 | イアウエ |
3 | ウエアイ |
4 | エアイア |
5 | エイウア |
正解 4
ABCD | |
1 | アウクオ |
2 | カイエウ |
3 | カウクイ |
4 | キイエウ |
5 | キクカイ |
正解 2
A カ moderato (モデラート) 中ぐらいの速さで
B イ tempo primo(テンポプリモ) 最初の速さで
C エ allegretto(アレグレット) やや速く
D ウ a tempo(ア・テンポ) もとの速さで
1 | ① ② ④ |
---|---|
2 | ① ③ ④ |
3 | ③ ④ ⑤ |
4 | ③ ⑤ ⑥ |
5 | ④ ⑤ ⑥ |
正解 2
マイナーコードはルート音、短三度、完全五度(ピアノの白鍵に黒鍵も加えて数えると、ルート音+3+4)から構成されるコードです。設問は転回形(コードを基本の音から順番に重ねていない形)になっているものもあるので注意しましょう。
※余白に簡単な鍵盤を描くと確認しやすいでしょう。
①Cm ド ミ♭ ソ
②C ド ミ ソ ※転回形
③Am ド ミ ラ ※転回形
④Dm レ ファ ラ
⑤E♭ ミ♭ ソ シ♭
⑥F ファ ラ ド ※転回形
DGA7 | |
1 | BEF#7 |
2 | BE♭F7 |
3 | CF#G7 |
4 | CFG7 |
5 | C#FG7 |
正解 4
※今回は設問に鍵盤の図が付いていませんでした。必要があれば問題用紙の余白に簡単に描くとよいでしょう。
1 | こぎつね(作詞:勝承夫 ドイツ民謡) |
---|---|
2 | おもちゃのチャチャチャ(作詞:野坂昭如 補作:吉岡治 作曲:越部信義) |
3 | たき火(作詞:巽聖歌 作曲:渡辺茂) |
4 | クラリネットをこわしちゃった(訳詞:石井好子 フランス民謡) |
5 | とんぼのめがね(作詞:額賀誠志 作曲:平井康三郎) |
正解 2
1 | 音楽用語の decresc. と dim. は、同じ意味である。 |
---|---|
2 | 日本のわらべうたは、すべて2音でできている。 |
3 | 小林純一は、「手をたたきましょう」の作詞者である。 |
4 | サクソフォーンは、木管楽器である。 |
5 | ピアノの楽譜でイ長調の調号は、♯(シャープ)が3つである。 |
正解 2
1 〇 適切です。
2 × 不適切です。日本のわらべ歌は“ファ”と“シ” をぬかしたドレミソラでできていますが、乳幼児向けのわらべ歌は2音や3音の歌が多いです。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。木管楽器は『木』で作られているかは関係ありません。金管楽器と木管楽器の違いは、楽器の構造上の違いによって分類されます。素材に関わらず「リード」を使用したり息を吹き込んで演奏するのが木管楽器です。サキソフォーン(サックス)、フルート、リコーダー、クラリネット、ファゴット、オーボエなどが分類されます。また、オカリナは木製でも管状でもありませんが、奏者の唇の振動によらない方法で演奏するため、木管楽器に分類されています。
5 〇 適切です。シャープが「ファ」「ド」「ソ」に付きます。
生活経験や( A )に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を( B )に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして( C )を楽しめるように工夫すること。
1 | A:年齢B:完全C:遊び |
---|---|
2 | A:環境B:徐々C:造形 |
3 | A:発達B:十分C:自己表現 |
4 | A:感性B:真C:状況 |
5 | A:気持ちB:豊かC:文化 |
正解 3
生活経験や( A 発達 )に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を( B 十分 )に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして( C 自己表現 )を楽しめるように工夫すること。
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の(2)ねらい及び内容 オ 表現(ウ)内容の取扱い③参照。
【事例】
G保育士とH保育士は、子どもの絵について話をしています。
G:最近、Zちゃんの絵が変わってきました。以前は、丸や渦巻きのような形ばかりを描いていましたが、近頃では丸に手足のように見えるものを描いています。
H:それは、( A )と呼ばれる特徴的な表現ですね。Zちゃんのように子どもの絵は成長と共に変化します。ある時期の特徴的な様相をもとに区分したものを( B )と言います。現在、国内で一般的な( B )の区分は、国外の美術教育学者( C )等の研究に基づいています。
G:( B )の観点を持つことの意味は何でしょう。
H:成長に相応しい指導の内容を組み立てることができますね。それと同時に、成長に伴う絵の変化は一律ではありませんので、( D )の差を考慮して、一人一人に寄り添うことに役立ちます。
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
1 | A:頭足人B:表現領域C:ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)D:技術 |
---|---|
2 | A:頭足人B:発達段階C:ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)D:経験 |
3 | A:頭足人B:表現領域C:チゼック(Cizek, F.)D:技術 |
4 | A:天地人B:発達段階C:チゼック(Cizek, F.)D:経験 |
5 | A:天地人B:表現領域C:チゼック(Cizek, F.)D:技術 |
正解 2
H:それは、( A 頭足人 )と呼ばれる特徴的な表現ですね。Zちゃんのように子どもの絵は成長と共に変化します。ある時期の特徴的な様相をもとに区分したものを( B 発達段階 )と言います。現在、国内で一般的な( B 発達段階 )の区分は、国外の美術教育学者( C ローエンフェルド )等の研究に基づいています。
G:( B 発達段階 )の観点を持つことの意味は何でしょう。
H:成長に相応しい指導の内容を組み立てることができますね。それと同時に、成長に伴う絵の変化は一律ではありませんので、( D 経験 )の差を考慮して、一人一人に寄り添うことに役立ちます。
【事例】
J保育所では、K保育士とL保育士が、絵の具の色について話をしています。
K:この絵は赤と青緑の色が、印象的ですね。
L:色相環だと( A )に位置する色で、( B )と言います。
K:黄と( C )も( A )ですね。
L:こうした位置関係にある絵の具を混ぜ合わせると( D )色になります。
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
1 | A:隣B:混合色C:緑D:明るい |
---|---|
2 | A:反対B:無彩色C:青紫D:にごった |
3 | A:近くB:補色C:橙D:澄んだ |
4 | A:反対B:補色C:青紫D:にごった |
5 | A:隣B:混合色C:黄緑D:明るい |
正解 4
L:色相環だと( A 反対 )に位置する色で、( B 補色 )と言います。
K:黄と( C 青紫 )も( A 反対 )ですね。
L:こうした位置関係にある絵の具を混ぜ合わせると( D にごった )色になります。
<陶芸の制作工程>
成形 →( A )→( B )→ 絵付け → 釉薬がけ →( C )→ 完成
ABC | |
1 | アエキ |
2 | アオイ |
3 | イオク |
4 | イカキ |
5 | ウエイ |
正解 5
A ウ
B エ
C イ
《陶芸制作の工程》
土を練る → 土を成形する(電動ろくろ/手びねり/タタラ/型)→ 乾燥させる → 高台を削る → 乾燥させて700度~800度くらいの温度で素焼きする → 絵付けをする → 釉薬(ゆうやく)を掛ける → 1200度~1300度程度の高温で本焼きをする
ABC | |
1 | 〇〇〇 |
2 | 〇〇× |
3 | 〇×〇 |
4 | ×〇〇 |
5 | ××× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。紙などを切り貼りする技法はコラージュです。
C 〇 適切です。
1 | 左右どちらも羽根を水平にする。 |
---|---|
2 | 左右どちらも羽根の手前を下げる。 |
3 | 左右どちらも羽根の手前を上げる。 |
4 | 左の羽根の手前を上げ、右の羽根の手前を下げる。 |
5 | 左の羽根の手前を下げ、右の羽根の手前を上げる。 |
正解 4
設問は右効き用の竹とんぼの作り方です。利き手の力で飛ばすので右利きは左回転します。
反対にすると揚力でなく下向きの力が発生してしまいます。竹とんぼは、右の羽根と左の羽根を反対の方向にねじってあります。このねじれが竹とんぼを飛ばす力を生み出しています。竹とんぼが回転すると、羽根に空気がぶつかります。羽根がねじってあるため、ぶつかった空気は下の方に向きが変わります。このとき、空気の流れは、羽根の上の方が下の方より速くなります。流れの速いところでは、羽根の表面を押す空気の力が小さくなります。そのため、羽根の下から押す力の方が上から押す力よりも大きくなって、上に向かって飛んでいくのです。この力を揚力といいます。揚力を大きくするためには、右の羽根の手前を下げます。
言葉は、身近な人に親しみをもって接し、自分の( A )や意志などを伝え、それに相手が応答し、その言葉を( B )を通して次第に獲得されていくものであることを考慮して、子どもが保育士等や他の子どもと関わることにより( C )を動かされるような体験をし、言葉を交わす喜びを味わえるようにすること。
1 | A:思考B:話すことC:感性 |
---|---|
2 | A:思考B:聞くことC:心 |
3 | A:思考B:聞くことC:感性 |
4 | A:感情B:聞くことC:心 |
5 | A:感情B:話すことC:感性 |
正解 4
言葉は、身近な人に親しみをもって接し、自分の( A 感情 )や意志などを伝え、それに相手が応答し、その言葉を( B 聞くこと )を通して次第に獲得されていくものであることを考慮して、子どもが保育士等や他の子どもと関わることにより( C 心 )を動かされるような体験をし、言葉を交わす喜びを味わえるようにすること。
【事例】
P保育所のY保育士は、誕生会でパネルシアター、ペープサート、エプロンシアターのうち、いずれかを子どもたちの前で演じようと考えている。そこで、それらを演じる際の注意事項について、以前自分で作成したメモを読み返している。
【設問】
A~Cはそのメモの一部である。パネルシアター、ペープサート、エプロンシアターのそれぞれをア・イ・ウとした場合の適切な組み合わせを一つ選びなさい。
A 舞台部分から割りばしが2cm ほど見えている高さに保つように注意する。実演中は、登場人物のだれが話している場面か、子どもにわかりやすいように動かし方を工夫する。登場人物が速く走っている場面では、ジグザグ走法(上下に動かしながら進めていく技法)などを使って躍動感を表現する。割りばしが抜けてしまうと演じることが難しくなるので、接着面を確認しておく。
B 登場人物や背景などは大きめの箱に入れて準備しておき、子どもが気になってお話に集中できなくなることがないようにする。演じる前に話の内容をもう一度確認し、貼る順番をよく整理しておく。演じる際は舞台や台本ばかりに目が行ってしまわないように、また貼ったものが子どもからよく見えるように、気をつける。
C しっかりと前を向いて立つようにし、子どもにお話がきちんと伝わるようにすることを心掛ける。子どもに見せるときには、腕を伸ばし左右の子どもにもしっかりと見えるようにする。自分の手の可動範囲を考えて、ポケットやマジックテープの位置が、適切かどうかを確認し、場合によっては、取付位置を少し動かす。
ア パネルシアター
イ ペープサート
ウ エプロンシアター
ABC | |
1 | アイウ |
2 | アウイ |
3 | イアウ |
4 | イウア |
5 | ウアイ |
正解 3
A イ
B ア
C ウ
【事例】
M保育所のR保育士は、保育の計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返るための自己評価を行い、保育士としての専門性の向上や保育実践の改善に努めたいと考えている。
【設問】
R保育士が、自己評価によって子どもの育ちを捉える際に、留意すべき点として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもが何をしていたかやその結果だけではなく、取り組みの過程を理解すること。
B 子どもの発達には個人差があること。
C 子どもの心の動きや物事に対する意欲など内面の育ちを捉えることよりも、子どものできることとできないことに焦点をあてること。
D 子どもと子ども、子どもと保育士等との関係なども視野に入れて捉えること。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×〇 |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×× |
5 | ×××〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。子どもの育ちをとらえる際、子どもの心の動きや物事に対する意欲など内面の育ちを捉えることも大切である。まず子どもを観察し、現在の子どもの育ちについて考えることが重要です。
D 〇 適切です。
・ 全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する( A )見通しをもって適切に作成されなければならない。
・ 全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく指導計画、
( B )、食育計画等を通じて、各保育所が( C )して保育できるよう、作成されなければならない。
1 | A:短期的B:保育計画C:創意工夫 |
---|---|
2 | A:長期的B:保育計画C:地域連携 |
3 | A:短期的B:保健計画C:地域連携 |
4 | A:長期的B:保健計画C:創意工夫 |
5 | A:短期的B:保育計画C:地域連携 |
正解 4
・ 全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する( A 長期的 )見通しをもって適切に作成されなければならない。
・ 全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく指導計画、( B 保健計画 )、食育計画等を通じて、各保育所が( C 創意工夫 )して保育できるよう、作成されなければならない。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×〇 |
3 | 〇×〇× |
4 | ××〇× |
5 | ×××〇 |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇×× |
2 | 〇〇×〇〇 |
3 | 〇×〇×○ |
4 | ××〇×× |
5 | ×××〇〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。「責任感をもって関わり」ではなく、「好奇心や探究心をもって関わり」です。
D 〇 適切です。
E 〇 適切です。
【事例】
児童養護施設で実習中のSさんは、その日の実習終了後、実習記録(実習日誌)の作成をしていた。その日はTちゃん(2歳、女児)が、Sさんと初対面であったのにも関わらず、人見知りせずにスキンシップを求めてきたことが印象に残った。
【設問】
次のうち、実習記録作成に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A Tちゃんの個人名や入所理由など、ケース記録に書かれているまま、実習記録に転記した。
B 自分になついてくれたことが嬉しかったなど、自分の感情を中心に記述した。
C Tちゃんの行動を愛着形成に関連がある事柄として捉え、記録で考察した。
D Tちゃんの言動だけでなく、Sさん自身の印象や考えについても考察を行い、記述した。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇×〇× |
3 | ×〇〇〇 |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 5
A × 不適切です。実習記録にはプライバシー保護の観点から、個人を特定できるものは記載しません。
B × 不適切です。気づいたことや考えたことなどの主観的な内容も大切な情報ですが、推測や感情に任せた感想文ではなく、誰が読んでも同じシチュエーションがイメージできるように、起こった事実を客観的に示すことが重要です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
【事例】
Vちゃん(4歳、女児)とW君(10歳、男児)のきょうだいは、母親と3人暮らしである。父親は4年前に離婚して以降、所在不明である。Vちゃんは保育所に通っているが、休むことが多く、登園する際にはいつもW君が送迎しており、最近母親の姿を見ることはなかった。この状況を心配したVちゃんの保育所は、児童相談所に相談した。児童福祉司が家庭訪問をした際にW君と母親に話を聞いたところ、W君は、「Vの面倒は僕がみているから大丈夫です。それに、母はお金を置いていくので生活には困っていません」と答えた。母親からも同様の回答があった。母親は、夜勤のある仕事をしているため、夜間、家を不在にすることが多く、VちゃんとW君は、母親に渡されたお金で、毎日、コンビニエンスストアで弁当などを購入している。
【設問】
次のうち、児童相談所の当面の対応として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 通っている小学校からW君の就学状況や家庭状況について情報収集を行う。
B 母親が養育についてどのように考えているかの聞き取りをする。
C 直ちに母子分離をし、子どもたちを児童養護施設に措置する。
D W君が家庭生活の維持に役割を果たしていることを認め、その役割をこれまで以上に果たすように指示する。
1 | A B |
---|---|
2 | A C |
3 | A D |
4 | B C |
5 | C D |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。事例の状況では“直ちに”児童養護施設に措置をすることは適切ではありません。まずは子どもと保護者等について調査を行うことが大切です。
D × 不適切です。10歳のW君に、これまで以上に役割を果たすことを指示するのは不適切です。子どもや保護者等に対して指導、措置等の援助を行うことが適切です。