令和1年度 保育試験 過去問題
ABC | |
1 | ○○○ |
2 | ○×○ |
3 | ×○○ |
4 | ×○× |
5 | ××× |
正解 3
A × 不適切です。部屋を閉め切って過ごすのは適切ではありません。特に感染症流行時期は、1時間に1回部屋の換気を行います。(「保育所における感染症対策ガイドライン」参照)
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
正解 1
1 〇 適切です。
2 × 不適切です。熱中症は子どもにも起こります。大人に比べ暑さに弱いため、保育者が気を配る必要があります。
3 × 不適切です。熱中症は室内でも起こります。
4 × 不適切です。喉が渇いてからではなく、喉が渇く前に水分補給をする必要があります。
5 × 不適切です。プール遊びでも汗をかき、熱中症になることがあります。
ABCD | |
1 | ○×○○ |
2 | ○××○ |
3 | ×○○× |
4 | ××○× |
5 | ×××× |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。事業所内保育事業についても、ガイドラインの対象です。
C × 不適切です。病児保育事業についても、ガイドラインの対象です。
D 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | ○○×○× |
2 | ○○××○ |
3 | ×○○○× |
4 | ×○○×○ |
5 | ××○○○ |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。プールの監視者は、監視に専念しなければなりません。
D × 不適切です。やわらかい布団やぬいぐるみは、窒息の危険性があります。敷き布団は、固めのものを使用します。
E 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○×○× |
3 | ○××○ |
4 | ×○○× |
5 | ××○○ |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。乳幼児期は頭囲と胸囲のバランスを見ることで、病気の有無等の予測を行います。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。生後4~5日で生理的体重減少により、約1割の体重減少がみられます。
正解 3
1 × 不適切です。様々な合併症を引き起こすことがあり、無菌性髄膜炎が代表的な合併症です。
2 × 不適切です。ポリオはポリオウイルスが病原体であり、ポリオ菌ではありません。
3 〇 適切です。
4 × 不適切です。風しん(三日はしか)より麻しん(はしか)の方が重症化しやすい傾向があります。発熱や発疹が長く続き、合併症を起こす頻度やその重さも麻しんが勝ります。
5 × 不適切です。乳幼児が感染した場合、症状が現れにくく、髄膜炎など全身に及ぶ重症化を防ぐことが重要です。
ABCDE | |
1 | ○○××○ |
2 | ○×○×○ |
3 | ×○○○× |
4 | ×○○×○ |
5 | ××○○○ |
正解 4
A × 不適切です。「保育所保育指針解説」には、「保育所において薬を与える場合は、医師の指示に基づいた薬に限定します。その際には、保護者に医師名、薬の種類、内服方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参してもらいます」と規定されているので、保護者から預かった市販薬を飲ませることは適切ではありません。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。発作が出たら衣服はゆるめ、襟元を広く開けて楽な姿勢をとらせます。背もたれを当てて前かがみの姿勢で座らせると呼吸が楽になる場合があります。
E 〇 適切です。
正解 5
1 × 不適切です。咳き込んだら前かがみの姿勢をとらせ、背中をさする等の対応が必要です。
2 × 不適切です。水またはぬるま湯で洗うようにします。排便のたびに石けんで洗う必要はありません。
3 × 不適切です。けいれんを起こす子どもは、保育者の近くで、注意深く様子を見る必要があります。
4 × 不適切です。汗をかいた場合は体を拭いて着替えさせます。
5 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○×○ |
2 | ○×○× |
3 | ○××○ |
4 | ××○○ |
5 | ××○× |
正解 5
A × 不適切です。うがいができる子どもの場合はうがいをさせて、口の中の不快感をとります。
B × 不適切です。経過観察が必要です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。嘔吐物が気管に入らないように、横向きに寝かせます。
ABCDE | |
1 | ○○××× |
2 | ○×○×○ |
3 | ○××○× |
4 | ×○○×○ |
5 | ××○○○ |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。「食物アレルギー対応においては安全・安心の確保を優先する。完全除去対応(提供するか、しないか)。家庭で食べたことのない食物は、基本的に保育所では提供しない。」とされています。
(「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」参照)
C 〇 適切です。
D × 不適切です。症状には個人差がありますが、乳児期は食物アレルギーが起こりやすく、幼児期はぜんそくを発症しやすくなります。
E 〇 適切です。
【事例】
自閉スペクトラム症と診断されているM君(4歳、男児)。保育所の朝の集会でみんなで歌を歌うときに両手で耳を塞ぎ、不快な表情を見せ、席を離れて外へ飛び出してしまうことがある。泣いている子がそばにいるとその子を叩いて、何回注意しても繰り返してしまう。
【設問】
M君への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選 びなさい。
A: 耳栓やイヤーマフを使用して、不快な音が届きにくいようにする。
B: 歌を歌うスケジュールがわかるように絵や写真を使って、M君が見通しを持てるようにする。
C: 耳を塞いで不快そうにしているときには、静かな環境に移動させる。
D: 叩くことはよくないと、更に注意を繰り返す。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○○× |
3 | ○○×× |
4 | ×××○ |
5 | ×××× |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。自閉スペクトラム症の症状の一つに感覚の過敏さ(うるさい場所にいるとイライラしやすい等)があります。更に注意を繰り返すことは適切ではありません。
ABCDE | |
1 | ○○○○○ |
2 | ○○○×○ |
3 | ○○××○ |
4 | ○○××× |
5 | ××××× |
正解 5
A × 不適切です。同時に診断されることはあります。
B × 不適切です。発達障害者については手帳制度もなく、正確な数はわかっていません。
C × 不適切です。診断確定前でも支援は必要です。
D × 不適切です。個人差に応じた支援が必要です。
E × 不適切です。養育者の対応によっては、子どもの様子は変化する可能性があります。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○×× |
3 | ○×○× |
4 | ×○×○ |
5 | ×××× |
正解 5
A × 不適切です。この2つの障害は、社会的ネグレクト(乳幼児期の適切な養育の欠如)が診断の必須要件になっています。
B × 不適切です。脱抑制型対人交流障害についての記述です。
C × 不適切です。特定の養育者との適切な愛着形成できなかったことによる障害です。
D × 不適切です。環境が改善しても症状が消失するわけではありません。
【事例】
小学校入学を控えたN保育所の6歳男児。早産、低出生体重児として経膣分娩にて出生したが、乳幼児期健康診査で発育及び発達の遅れは指摘されなかった。幼児期から、自宅でも公園に遊びに行っても走り回ることが多く、道路への飛び出しや迷子になることがたびたびあった。保育所では友人は多く、鬼ごっこが好きであったが、保育士の話をじっと座って聞くことが難しく、遊具を使う順番を守れないため、繰り返し注意を受けることが多い。
【設問】
次のA~Eのうち、男児が小学校入学後に生じることが多いと考えられる行動上の問題について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A: 授業中に他の児童に話しかけてしまう。
B: 興味を持つことに著しい偏りがある。
C: 教師の質問が終わる前に答えてしまう。
D: 時間割が急に変更されるとパニックにおちいる。
E: 頻繁に宿題や学校への提出物を忘れたり、文房具をなくしたりする。
ABCDE | |
1 | ○○○×× |
2 | ○○××○ |
3 | ○×○×○ |
4 | ×○○○× |
5 | ×××○○ |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。アスペルガー症候群の特徴の一つです。事例の男児は注意欠陥・多動性障害(AD/HD)の可能性があります。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。アスペルガー症候群の特徴の一つです。事例の男児は注意欠陥・多動性障害(AD/HD)の可能性があります。
E 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○○× |
2 | ○×○○ |
3 | ○××○ |
4 | ×○○○ |
5 | ××○× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。頻繁に嘘をつく場合は行為障害の疑いがあるので、配慮が必要です。
C × 不適切です。反抗がみられない場合、後になって精神的な問題を起こすとは限りません。
D 〇 適切です。
・アレルギーという言葉自体は一般用語として広まっているが、その理解は曖昧である。アレルギー疾患を分かりやすい言葉に置き換えて言えば、本来なら反応しなくてもよい無害なものに対する ( A )な( B )反応と捉えることができる。
( B )反応は本来、体の中を外敵から守る働きである。体の外には細菌やカビ、ウイルスなど の「( C )」がたくさんいるので、放っておくと体の中に入ってきて病気を起こしてしまうが、それに対して体を守る働きの重要なものが( B )反応である。
・ところがアレルギー疾患で問題になるのはダニの糞やダニが死んだ後の粉、つまり生き物としては悪さをしないものへの反応である。それが人間の体の粘膜に付く、または入ってくると、本来( D )なのにも関わらず、アレルギーの人はそれに対して( A )な( B )反応を起こして、逆に体に( E )な状態になってしまう、即ちアレルギー反応を起こす。
1 | A:精密B:免疫C:抗原 D:無害E:不利益 |
---|---|
2 | A:精密B:生体C:敵 D:無害E:余分 |
3 | A:過剰B:生体C:抗原 D:非病原体E:不利益 |
4 | A:過剰B:免疫C:敵 D:無害E:不利益 |
5 | A:精密B:免疫C:敵 D:非病原体E:余分 |
正解 4
・アレルギーという言葉自体は一般用語として広まっているが、その理解は曖昧である。アレルギー疾患を分かりやすい言葉に置き換えて言えば、本来なら反応しなくてもよい無害なものに対する( A 過剰 )な( B 免疫 )反応と捉えることができる。
( B 免疫 )反応は本来、体の中を外敵から守る働きである。体の外には細菌やカビ、ウイルスなどの「( C 敵 )」がたくさんいるので、放っておくと体の中に入ってきて病気を起こしてしまうが、それに対して体を守る働きの重要なものが( B 免疫 )反応である。
・ところがアレルギー疾患で問題になるのはダニの糞やダニが死んだ後の粉、つまり生き物としては悪さをしないものへの反応である。それが人間の体の粘膜に付く、または入ってくると、本来、( D 無害 )なのにも関わらず、アレルギーの人はそれに対して( A 過剰 )な( B 免疫 )反応を起こして、逆に体に( E 不利益 )な状態になってしまう、即ちアレルギー反応を起こす。
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」は2019 年改訂版が最新です。
1 | AB |
---|---|
2 | AC |
3 | AD |
4 | BC |
5 | CD |
正解 3
予防接種には法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と希望者が各自で受ける「任意接種」があります。
A 〇 適切です。
B × 不適切です。流行性耳下腺炎とロタウイルスは任意接種、水痘は定期接種です。
C × 不適切です。インフルエンザは任意接種、肺炎球菌とB型肝炎は定期接種です。
D 〇 適切です。
正解 2
1 × 不適切です。体の表面に病原体が付着しただけでは感染は成立しません。
2 〇 適切です。
3 × 不適切です。手洗い時にはペーパータオルを使用することが理想的です。
4 × 不適切です。固形石けんは保管時に不潔になりやすいため、個別に使用できる液体石けんを使用します。
5 × 不適切です。皮膚に傷等がある場合は、その部位を覆うことが対策の一つとなります。
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」は2019 年改訂版が最新です。
ABCDE | |
1 | ○○○×× |
2 | ○○××○ |
3 | ○×○×○ |
4 | ×○○○× |
5 | ×○×○○ |
正解 4
A × 不適切です。保護者ではなく診察に当たった医師の判断が求められます。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。嘱託医等へ相談し、関係機関へ報告するとともに、保護者への情報提供を行います。
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」は2019 年改訂版が最新です。
ABCDE | |
1 | ○○○○× |
2 | ○××○× |
3 | ×○○○○ |
4 | ××○○○ |
5 | ××××○ |
正解 4
A × 不適切です。おたふくかぜワクチンは任意接種です。
B × 不適切です。B型肝炎ワクチンの定期接種(ユニバーサルワクチン)は、生後2か月からの接種が推奨されています。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E 〇 適切です。
※予防接種スケジュールは2021年3月版が最新です。