令和4年度 保育試験 過去問題
ABCDE | |
1 | アイオカウ |
2 | アオクカケ |
3 | アオクキウ |
4 | エイオキケ |
5 | エイクキケ |
正解 4
・ 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の( A エ 信頼関係 )を基本に、保護者の( B イ 自己決定 )を尊重すること。
・ 子どもの( C オ 利益 )に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( D キ プライバシー )を保護し、知り得た事柄の( E ケ 秘密 )を保持すること。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×× |
5 | ××〇〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。睡眠、食事、遊びなど一日を通した生活リズムを整えることは、心身の健康づくりの基礎となります。保護者の理解と協力を得ながら、家庭と保育所の生活リズムがバランスよく整えられるよう配慮することが大切です。
ABC | |
1 | 〇〇〇 |
2 | 〇〇× |
3 | 〇×× |
4 | ××〇 |
5 | ××× |
正解 1
A 〇 適切です。虐待などのストレスによる心理的な原因でも成長障害をもたらすことがあります。その代表的なものが愛情遮断症候群です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | ○○○×× |
2 | ○○××〇 |
3 | ○××〇○ |
4 | ×○○×○ |
5 | ×〇〇×× |
正解 4
A × 不適切です。子どもの年齢が低いほど、新陳代謝は「活発」になります。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。呼吸数は1分間につき乳児は30~40回、幼児は20~30回です。新生児や乳児は、成人に比べて肺胞数が少なく、ガス交換のための肺胞の表面積も小さいため、1回の換気量が少なくなっています。そのため、呼吸数を多くすることで十分な換気量を補っています。
E 〇 適切です。乳児は皮膚や皮下脂肪が薄いため熱を失いやすいという身体的な特徴があり、環境の温度に大きく影響を受けます。そのため日内変動が不明瞭な場合があります。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇××〇〇 |
3 | ×〇〇×〇 |
4 | ××〇〇× |
5 | ××××× |
正解 3
A × 不適切です。発熱があっても、朝から食欲があり機嫌も良いなど全身状態が良好な場合、一律に登園を控える必要はないと考えられます。
B 〇 適切です。24時間以内に38℃以上の熱が出た場合や、又は解熱剤を使用している場合は登園を控えます。
C 〇 適切です。伝染性膿痂疹(とびひ)の場合、病変部を外用薬で処置し、浸出液がしみ出ないようにガーゼ等で覆ってあれば、登園は可能です。
D × 不適切です。夜間しばしば咳のために起きる、ゼーゼー音が聞こえる症状がみられた場合は登園を控えます。
E 〇 適切です。
A B C D E | |
1 | ア ウ オ エ イ |
2 | イ ウ オ ア エ |
3 | イ エ ア オ ウ |
4 | ウ エ ア オ イ |
5 | オ エ ア イ ウ |
正解 3
A 水痘-イ
B 溶連菌感染症-エ
C 伝染性紅斑-ア
D 風疹-オ
E 咽頭結膜熱-ウ
ノロウイルスは、熱や薬品への抵抗性が非常に強いことが予防を困難にしています。活性を失わせるためには、( A )℃以上で90秒以上の加熱又は( B )による消毒が有効です。( B )は、揮発性で、( C )が発生するため、窓を開けて換気します。
1 | A:85B:逆性石鹼C:硝酸ガス |
---|---|
2 | A:85B:逆性石鹼C:塩素ガス |
3 | A:85B:次亜塩素酸ナトリウムC:塩素ガス |
4 | A:60B:次亜塩素酸ナトリウムC:硝酸ガス |
5 | A:60B:次亜塩素酸ナトリウムC:塩素ガス |
正解 3
ノロウイルスは、熱や薬品への抵抗性が非常に強いことが予防を困難にしています。活性を失わせるためには、( A 85 )℃以上で 90 秒以上の加熱又は( B 次亜塩素酸ナトリウム )による消毒が有効です。( B 次亜塩素酸ナトリウム )は、揮発性で、( C 塩素ガス )が発生するため、窓を開けて換気します。
ABCD | |
1 | 〇〇×× |
2 | 〇×〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇〇× |
5 | ×〇×〇 |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。①汗や水、擦れで日焼け止めが落ちることもある、②日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、一定量の紫外線を吸収すると効果が弱まるものがあるため、日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すことが大切です。
C × 不適切です。皮膚が未熟で薄い子どもは、紫外線の影響を受けやすいとされています。紫外線の積み重ねが将来大人になってから皮膚がんを引き起こしたり、目を痛めたりすることが分かってきました。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○〇×× |
3 | 〇×〇× |
4 | ××〇○ |
5 | ×××× |
正解 4
A × 不適切です。病原体は「伝染性軟属腫ウイルス」です。
B × 不適切です。プールの水ではうつりませんが、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがあります。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○×× |
2 | ○×〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×○〇× |
5 | ×〇×○ |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。子どもの年齢月齢によらず、普段食べている食材が窒息につながる可能性があることを認識して、食事の介助及び観察をします。
C × 不適切です。人的エラーを減らすため、代替食(除去食も同様)は普通食と形や見た目が明らかに違うものにします。
D 〇 適切です。
※「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」参照
ABCDE | |
1 | 〇〇〇×〇 |
2 | 〇〇×〇× |
3 | 〇×〇×〇 |
4 | ×〇×〇〇 |
5 | ××〇×× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。選択制緘黙は、言葉能力が正常であるにもかかわらず、特定の場面(例えば学校)で全く話せなくなる状態を指します。
C 〇 適切です。
D × 不適切です吃音は、①発達性吃音 と ②獲得性吃音 に分類されます。吃音の9割は発達性吃音で7~8割くらいが自然に治ると言われています。
E 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | ○○○○〇 |
2 | ○〇〇×× |
3 | ×××〇〇 |
4 | ×××〇× |
5 | ××××× |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。抜毛症(トリコチロマニア)は精神疾患に分類される病気で、ストレスや不安を解消するために美容目的以外で自分の髪の毛(または体毛)を抜いてしまうという症状があります。ですから、容姿を気にするようになったからといって解消されるわけではありません。
C × 不適切です。夜間の排尿誘導が推奨されていません。夜尿症の治療法には「①起こさず、②焦らず、③怒らず」の3原則があります。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。精神的な原因が身体の痛みとして病気を疾患疼痛性障害(心因性疼痛)といいます。
【事例】
5歳の男児。思い通りにならないとかんしゃくがひどく、他児とのトラブルを起こしがちで、言葉の遅れもありそうなことを心配した両親に連れられ、児童精神科を受診したところ、自閉スペクトラム症(ASD)と診断された。病院で施行された発達検査でIQは 95 で、結果には検査項目により大きな凸凹があったと説明された。
【設問】
次のうち、この男児に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A かんしゃくを起こさないように本人の思い通りにさせる。
B IQが 95 と正常域にあるので、特別な配慮は必要ない。
C かんしゃくに対しては本人に負けないような大きな声でその場で事情を説明する。
D 一日のスケジュールがわかるような絵を描いて説明する。
E 友達とトラブルが多いので、仲良くするように指導する。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○○× |
3 | ×○○○ |
4 | ×××○ |
5 | ×××× |
正解 4
A × 不適切です。本人の思い通りにさせるのではなく、その子にとって不快となる刺激を軽減する、先の見通しが立つように事前にスケジュールを伝えるなど、かんしゃくを引きおこしやすい要素をできるだけ取り除いてあげることが大切です。
B × 不適切です。知能指数(IQ)が正常域であっても、検査項目により大きな凸凹があり、生活の中で困り感を感じることがあることから、子どもの特性に応じた配慮が必要です。
C × 不適切です。大声を出すことは男児にとって刺激となり、かえって悪化させることに繋がることもあるため、落ち着くまで焦らず待つことが大切です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。友達トラブルは障害によるものなので仲良くするように指導することは不適切です。
【事例】
5歳の女児。3歳までの保健所の乳幼児健診では、発育発達の問題を指摘されたことはない。3歳から保育所に入所し、これまで保育中の日常の生活や友人関係に問題はなかった。5歳になった頃から保育所の遊具や玩具を「汚い」と言い、遊具や玩具に誰かが触れていないかと保育士に繰り返し確認したり、頻繁に手を洗ったりするようになった。明らかに不安で落ち着かない様子となり、友人とも遊ばなくなった。
【設問】
次のうち、この女児に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 自閉スペクトラム症(ASD)を発症したと考えられる。
B 保育室の玩具を新しい物に交換することが望ましい。
C 手洗いや確認することは無意味であることを説明して、制止するように指導する。
ABC | |
1 | ○○× |
2 | ○×〇 |
3 | ×○× |
4 | ××〇 |
5 | ××× |
正解 5
A × 不適切です。設問の状況から、自閉スペクトラム症の場合の「こだわり」に似ていますが、強迫性障害の可能性があると考えられます。
B × 不適切です。強迫性障害により玩具を汚いと感じているため、新しいものに交換することは効果がありません。
C × 不適切です。制止をすることで女児をどんどん追い詰めてしまうため不適切です。
【事例】
2歳児のS君は、保育所に入所してから 40 日目だが、児童相談所からネグレクトを受けている可能性があり、観察を求められている。保育所でのS君は、笑顔が全くなく、時として機嫌が悪そうに泣くが、保育士がなだめようとしても、無視をするか、押し返すなどの拒否的行動をした。
【設問】
担当保育士による、S君に対する配慮として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母親が迎えに来た時のS君と母親の行動、様子をよく観察する。
B まだ入所40日であり、場所見知り・人見知りが強い可能性が高いため、S君の行動は特に注意してモニターする必要はない。
C S君に関する保育所での行動の特徴を、児童相談所にできるだけ早く報告する。
D できるだけ1人の保育士がS君の保育を行うように配慮する。
ABCD | |
1 | ○〇〇○ |
2 | 〇○×× |
3 | ○×○○ |
4 | ×○○× |
5 | ×××× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。児童相談所からネグレクトを受けている可能性があり、観察を求められているので、S君の様子を注意深く観察する必要があります。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。愛着形成は3歳までの過程で完成するといわれていますが、S君は母親からネグレクトを受けている可能性があるため「特定の大人=保育士」が愛着形成を促すことが適切です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ×××× |
正解 1
A~Dのすべてが適切です。
1 | A B |
---|---|
2 | A C |
3 | A D |
4 | B C |
5 | C D |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。消防設備や火気使用設備は定期的に点検を行い、その結果を消防長又は消防署長に報告する義務があります。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第6条第1項に「児童福祉施設(障害児入所施設及び児童発達支援センター(次条、第九条の四及び第十条第三項において「障害児入所施設等」という。)を除く。第十条第二項において同じ。)においては、軽便消火器等の消火用具、非常口その他非常災害に必要な設備を設けるとともに、非常災害に対する具体的計画を立て、これに対する不断の注意と訓練をするように努めなければならない。」とあります。
ABCD | |
1 | 〇〇×× |
2 | 〇×〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 4
A × 不適切です。「50回」ではなく「30回」です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。到着した救急隊に引き継ぐまでは、電極パッドを剥がさずAEDの電源も入れたままにしておきます。
D 〇 適切です。小児用モードや小児用パッドがない場合には、成人用パッドで電気ショックを行っても問題はありません。ただし、子どもは体が小さいため、成人用パッドを使用する時には2枚のパッド同士が接触しないよう注意が必要です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇〇× |
5 | ××〇× |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
※「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」は2022年3月版が最新です。
1 | A B C |
---|---|
2 | A C D |
3 | A D E |
4 | B C D |
5 | B C E |
正解 4
A × 不適切です。保育所において、アレルギー疾患を有する子どもに緊急性の高い症状が一つでも見られたら、「エピペン®」が使用できます。「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」
B 〇 適切です。「保育所等での医療的ケア児の支援に関するガイドライン 令和3年3月」
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。認定特定行為業務従事者である保育士等が医療的ケアを行う場合には、医師の指示が必要です。