平成29年度 保育試験 過去問題
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇〇×〇 |
4 | 〇×〇〇 |
5 | ×〇〇〇 |
正解 1
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。
それぞれ、何を問われているのか文中のキーワードを拾い、確認していきましょう。年号まで暗記できていれば完璧です。
社会的養護は、従来の「( A )」の機能から、( B )機能の支援・補完・再生を重層的に果たすさらなる( C )に向けた転換が求められている。( D )の関係調整、回復支援の過程は、施設と( E )とが協働することによって果たされる。
【語群】
ABCDE | |
1 | ア ウ カ ク ケ |
2 | ア エ オ キ コ |
3 | イ ア カ ク コ |
4 | イ ウ カ キ コ |
5 | エ ア オ キ ケ |
正解 4
社会的養護は、従来の「( A イ 家庭代替 )」の機能から、( B ウ 家族 )機能の支援・補完・再生を 重層的に果たすさらなる( C カ 家庭支援(ファミリーソーシャルワーク))に向けた転換が求められている。( D キ 親子間 )の関係調整、 回復支援の過程は、施設と( E コ 親 )とが協働することによって果たされる。
文の前後から読み取る事ができます。Bがウの家族、Dがキの親子間、だと判断できれば消去法で解ける問題です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇×〇〇 |
4 | 〇××〇 |
5 | ×××× |
正解 3
A ○ 適切です。
B × 不適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。
「児童養護施設運営指針」において自立支援計画とは、「子どもの担当職員をはじめ、心理療法担当職員、家庭支援専門相談員などが参加するケース会議で合議して行う。」とあり、「策定された自立支援計画を、全職員で共有し、養育・支援は統一かつ統合されたものとする。」とあります。子ども一人一人について、入所から家族及び関係機関とのやりとり等を含めたアフターケアまでを各担当職員が「別々の計画」ではなく、合議して策定することになっています。
ABC | |
1 | ア イ ウ |
2 | ア ウ エ |
3 | イ ウ エ |
4 | エ ア イ |
5 | エ ア ウ |
正解 2
A ― ア 児童養護施設
B ― ウ 乳児院
C ― エ 児童自立支援施設
Aの「小規模グループケア、地域グループホームへの移行」という点において「児童養護施設」と判断できます。児童自立支援施設の約8割が中学3年生という特徴を把握できていればCの「高校進学」や「施設内学校」という事から「児童自立支援施設」と判断できます。各施設の特徴を資料集で確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×〇 |
3 | 〇××× |
4 | ×〇〇〇 |
5 | ×××〇 |
正解 5
A × 不適切です。自立援助ホームは「児童自立生活援助事業」として第2種社会福祉事業に位置付けられています。資料集確認しましょう。
B × 不適切です。自立援助ホームは児童自立生活支援事業が運営しています。入所は児童相談所の措置ではなく、利用者申し込みによります。テキスト「試験によくでる語句集」の「児童自立生活支援事業」を確認しましょう。費用負担については、負担能力に応じて決定されますので、全員が負担がないということはありません。
C × 不適切です。問題文は「児童自立支援施設」に関する記述です。自立援助ホームにおいて心の安心感と生活の安定につながる環境の保障はとても大切ですが、施設の規則を遵守させることを第一とすることは不適切です。
D ○ 適切です。厚生労働省の「自立援助ホームの概要」によると「自立援助ホーム(児童自立生活援助事業)は、義務教育を終了した20歳未満の児童であって、児童養護施設等を退所したもの又はその他の都道府県知事が必要と認めたものに対し、これらの者が共同生活を営む住居(自立援助ホーム)において、相談その他の日常生活上の援助、生活指導、就業の支援等を行う事業です。」とあります。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇×〇〇 |
3 | ×〇〇× |
4 | ××〇× |
5 | ×××〇 |
正解 5
A × 不適切です。「児童生活支援員」は児童自立支援施設に配置されています。
B × 不適切です。「児童自立支援専門員」は児童自立支援施設に配置されています。
C × 不適切です。「少年を指導する職員」は母子生活支援施設に配置されています。
D ○ 適切です。「児童の遊びを指導する者」は児童厚生施設(児童館など)に配置されています。(テキスト児童家庭福祉参照)
人員配置に関しては資料集で確認しましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×× |
3 | ×〇〇× |
4 | ××〇× |
5 | ×××〇 |
正解 4
A × 不適切です。乳児院の平均年齢は1.2歳です。
B × 不適切です。ファミリーホームの平均年齢は約11.2歳です。
C ○ 適切です。児童養護施設の平均年齢は約11.2歳です。
D × 不適切です。自立援助ホームの平均年齢は約17.5歳です。
「児童養護施設入所児童等調査結果」は必ず目を通しておきましょう。それぞれの施設の特徴を確認しておきましょう。
1 | 乳児院 |
---|---|
2 | 情緒障害児短期治療施設 |
3 | ファミリーホーム |
4 | 母子生活支援施設 |
5 | 児童自立支援施設 |
改定により問題不成立(正解は4)
児童福祉法の改定により、平成29年4月1日から”情緒障害児短期治療施設”は”児童心理治療施設”に名称が変更となりました。
「入所時の年齢」で最も多いのは「0歳」ということで乳児院が思い浮かびますが、「児童の就学状況」で「就学前」が44%という選択肢で、不適切である、と判断できます。同様に「入所時の年齢」が「0歳」という点において、情緒障害児短期治療施設(児童心理治療施設)とファミリーホームと児童自立支援施設は不適切だといえます。
消去法から「母子生活支援施設」だと判断できます。この問題も「児童養護施設入所児童等調査結果」を確認しておけば解ける問題です。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇××× |
3 | ×〇〇× |
4 | ××〇〇 |
5 | ××〇× |
正解 1
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C × 不適切です。社会的養護の考え方として、地域社会の中で暮らすには、地域住民や事業者等の連携が必須です。児童養護施設においては、地域住民が施設設備を利用したり、施設行事へ参加するなど、地域との交流が積極的に行われています。
D ○ 適切です。
テキストの「社会的養護と地域福祉」を確認しましょう。
ABC | |
1 | 〇〇〇 |
2 | 〇〇× |
3 | 〇×〇 |
4 | ×〇〇 |
5 | ××× |
正解 3
A ○ 適切です。都道府県は「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」をもとに条例を定めて事業を展開することになっています。テキスト「児童福祉施設の運営に関する基準」を確認しましょう。
B × 不適切です。 里親とファミリーホームについては「里親及びファミリーホーム養育指針」が定められています。
C ○ 適切です。