平成29年度 保育試験 過去問題
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×〇〇 |
3 | 〇〇×〇× |
4 | 〇×〇×〇 |
5 | ×〇×〇× |
正解 3
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。夜遅くまで塾や習い事に通う児童が増えているため、夕飯が遅かったり、夜食を摂る機会が増え、翌朝、時間や食欲がない、といったケースが考えられます。
C × 不適切です。おやつの時間を決めている保護者は全体の約5割という結果になっています。
D ○ 適切です。
E × 不適切です。低出生体重児出生率は先進国の中で最も高い、という結果が出ています。原因として、やせ型の妊婦の増加、妊娠中の体重管理、喫煙などと言われています。
1 | A C |
---|---|
2 | A D |
3 | A E |
4 | B C |
5 | B E |
正解 4
A × 不適切です。炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸は「不飽和脂肪酸」です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D × 不適切です。問題文はたんぱく質(アミノ酸)についでです。脂質の構成要素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(H)の3つです。
E × 不適切です。コレステロールは「肝臓」で合成されています。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇×〇〇 |
4 | 〇××〇 |
5 | ××〇× |
正解 2
A ○ 適切です。糖質とたんぱく質は4kcal、脂質は9kcal、と覚えておきましょう。
B ○ 適切です。テキスト「炭水化物の種類と機能」を確認しておきましょう。
C ○ 適切です。
D × 不適切です。乳糖(ラクトース)はブトウ糖(グルコース)とガラクトースが結合したものです。
ショ糖(スクロース)はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合したもの、麦芽(マルトース)はブドウ糖(グルコース)とブドウ糖(グルコース)が結合したもの、です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇×〇〇 |
3 | ×〇×〇 |
4 | ×〇×× |
5 | ×××× |
正解 5
A × 不適切です。コマの中には、「1日分」の料理例が示されています。「何を」「どれだけ」食べたらよいか、食事の望ましい組み合わせと量をイラストで示したものです。
B × 不適切です。軸は「水」「お茶」です。コマの中に「牛乳」「乳製品」というグループがあります。
C × 不適切です。1日分ですので、おおよそ2200±200kcal(基本形)を想定した料理例です。
D × 不適切です。主菜は「肉、魚、卵、大豆料理」で、副菜として「海草料理、野菜、きのこ、いも」とされています。
食事バランスガイドのコマのグループはテキストで確認しておきましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇×× |
3 | 〇〇××× |
4 | ××〇〇〇 |
5 | ×××〇〇 |
正解 5
A × 不適切です。「母親と赤ちゃんが一緒にいられるように、終日、母子同室を実施しましょう」と記載されています。
B × 不適切です。「母乳で育てられている赤ちゃんに人工乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう」と記載されています。
C × 不適切です。「赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけの授乳を勧めましょう」と記載されています。
D ○ 適切です。母乳が足りているときは他のものは与える必要がありません。
E ○ 適切です。分娩後の数日以内の母乳を初乳といいます。初乳には感染予防に大きな役割を果たす免疫グロブリンが多く含まれています。また、母子の接触は愛着形成につながるため、分娩後30分以内の授乳を推奨しています。
ABCD | |
1 | ア ウ イ エ |
2 | イ ウ エ ア |
3 | イ エ ウ ア |
4 | エ イ ウ ア |
5 | エ ウ イ ア |
正解 5
A エ 1日3回食へ進めていく … 歯ぐきでつぶせる固さ(9~11か月頃)
B ウ 1日2回食で食事のリズムをつけていく … 舌でつぶせる固さ(7,8か月頃)
C イ 自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める … 歯ぐきで噛める固さ(12~18か月頃)
D ア 子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始める … なめらかにすりつぶした状態(5,6か月頃)
テキスト「離乳食の進め方の目安」を確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 2
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。冷凍した母乳は流水や微温湯で解凍します。
C ○ 適切です。分娩後数日以内に分泌される初乳は、免疫グロブリンの内、IgAは90%を占め、新生児の感染予防に大きな役割を果たしています。その他、ラクトフェリンやリゾチームといった感染防御因子も含んでいます。
D × 不適切です。吸啜刺激により、オキシトシンやプロラクチンにより乳汁分泌を維持されますが、子宮の回復を促す役割はオキシトシンです。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇×〇〇 |
3 | 〇××× |
4 | ×〇〇〇 |
5 | ××〇× |
正解 5
A × 不適切です。支援ガイドによると、離乳の開始は5,6か月を目安としています。発達の目安としては、首のすわりがしっかりしている、支えてやるとすわれる、食べものに興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが 少なくなる(哺乳反射の減弱)などがあげられます。乳歯の萌出時期は8~10か月頃ですので、乳歯が生え始める前から開始しても良いこととしています。
B × 不適切です。開始前に「果汁」を与えることは現在では推奨されていません。
C ○ 適切です。
D × 不適切です。9か月以降は鉄不足を防ぐために、牛乳・乳製品のかわりに育児用ミルクを使用したり、離乳食に鉄分の多い赤身の魚や肉、レバーを取り入れる工夫が大切です。
テキストを確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇〇×× |
4 | ××〇〇 |
5 | ×××〇 |
正解 4
A × 不適切です。脂質の目標量は1歳以上は全て20以上30%未満となっています。
B × 不適切です。食物繊維についての目標量は6歳以上に設定されています。
C ○ 適切です。幼児の年齢区分は1~2歳と3~5歳の2区分となっています。
D ○ 適切です。カルシウムの推奨量は男子の方が50g多くなっています。
資料集を確認しましょう。各項目の特徴を、とらえておきましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇× |
2 | 〇〇〇×× |
3 | 〇〇××〇 |
4 | 〇×〇×× |
5 | ××〇×〇 |
正解 2
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D × 不適切です。こんにゃくは弾力性があるので、喉に詰まらせる恐れもある食べにくい食品です。他にも、かまぼこやイカなど、噛み切りにくい食品は細かく刻むなどの工夫が必要です。
E × 不適切です。酸味の強い食品はむせることがあります。
テキスト「飲み込む機能に障害がある場合」を確認しておきましょう。
1 | 人間関係の構築 |
---|---|
2 | 安全・安心な食事の確保 |
3 | 食生活の自立支援 |
4 | 心と体の健康の確保 |
5 | 豊かな食体験の確保 |
正解 1
1 × 不適切です。食事に関する選択肢ではないので、判断しやすい問題です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇〇×〇 |
4 | 〇×〇× |
5 | ×〇×× |
正解 1
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。
どの選択肢も不適切な内容ではありません。一般的な知識で正解できる問題です。
1 | 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。 |
---|---|
2 | 食に関わる産業や、地域の人々との会食、行事食・郷土食などとの触れ合いを通して、地域の人々との交流を深めること。 |
3 | 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。 |
4 | 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。 |
5 | 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。 |
正解 2
1 ○ 適切です。同法第2条1の記述です。
2 × 不適切です。「学校給食法」にこのような記述はありません。迷うかもしれませんが、これは「楽しく食べる子どもに~食から始まる健やかガイド」の記述です。
3 ○ 適切です。同法第2条3の記述です。
4 ○ 適切です。同法第2条7の記述です。
5 ○ 適切です。同法第2条6の記述です。
学校給食法についてはテキストにも載せてありますので、確認しておきましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇〇× |
3 | 〇〇〇×× |
4 | ×〇×〇× |
5 | ××××〇 |
正解 2
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。
E × 不適切です。男性にも更年期障害があります。
一般問題ですが、保育の内容とは異なるため、正解にたどり着くことが難しかったかもしれません。
ABCDE | |
1 | 〇〇×〇× |
2 | 〇×〇×〇 |
3 | 〇××〇× |
4 | ×〇××〇 |
5 | ××〇〇× |
正解 2
1 ○ 適切です。
2 × 不適切です。学童期の内容です。
3 ○ 適切です。
4 × 不適切です。学童期の内容です。
5 ○ 適切です。
その他、幼児期(-食べる意欲を大切に、食の他県を広げよう―)のには「食べたいもの、好きなものが増える」、「栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる」があります。
「発育・発達過程に応じて育てたい“食べる力”」については、テキストで確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇×× |
5 | ×××〇 |
正解 3
A ○ 適切です。
B × 不適切です。う触とは虫歯のことをいい、う触誘発性とは虫歯を発生させやすい、という意味です。せんべいやクラッカーよりも、チョコレート・ケーキ・飴・キャラメルなど、砂糖をたくさん使用しているものの方がう触誘発性が高いといえます。
C × 不適切です。乳歯の虫歯はその後生えてくる永久歯に影響します。歯磨きは乳歯の頃から必要です。
D ○ 適切です。よく噛むことで唾液が分泌されます。唾液は、食べ物のでんぷんを分解消化する働きをしますが、虫歯を防いだりや歯の表面にあるエナメル質を硬く強くしてくれる働きもします。
1 | 児童福祉施設(助産施設を除く。以下この項において同じ。)において、入所している者に食事を提供するときは、すべて当該児童福祉施設内で調理する方法により行わなければならない。 |
---|---|
2 | 児童福祉施設において、入所している者に食事を提供するときは、その献立は、できる限り、変化に富み、入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならない。 |
3 | 食事は、前項の規定によるほか、食品の種類及び調理方法について栄養並びに入所している者の身体的状況及び嗜好を考慮したものでなければならない。 |
4 | 調理は、あらかじめ作成された献立に従つて行わなければならない。ただし、少数の児童を対象として家庭的な環境の下で調理するときは、この限りでない。 |
5 | 児童福祉施設は、児童の健康な生活の基本としての食を営む力の育成に努めなければならない。 |
正解 1
1 × 不適切です。「すべて当該児童福祉施設内で調理する」わけではありません。資料集の児童福祉施設の職員配置基準を確認しましょう。調理業務を委託する場合は調理員を置かなくてよい、とありますので、食事は外部に委託する施設もあります。
児童福祉施設による食事の提供においては、テキストを確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇×〇〇 |
4 | ×〇〇〇 |
5 | ×××〇 |
正解 4
A × 不適切です。調乳に当たって使用するお湯は、沸騰させた後、70℃以上を保つ、とされています。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。無菌操作法とは、家庭などで1回分を調乳することをいい、終末殺菌法とは、病院や保育所などで1日分を調乳することをいいます。
テキストの「授乳・離乳の支援ガイド」を確認しておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇× |
正解 1
A ○ 適切です。
B ○ 適切です。
C ○ 適切です。
D ○ 適切です。
保育所内における食育については、保育所保育指針 第5章 3食育の推進 を確認しておきましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇× |
2 | 〇〇〇×〇 |
3 | 〇×〇×〇 |
4 | ×〇×〇× |
5 | ×××〇〇 |
正解 3
A ○ 適切です。食事摂取基準の意味についてはテキストを確認しておきましょう。
B × 不適切です。3年間ではなく平成27年度から31年度の5年間使用します。
C ○ 適切です。過剰による健康障害をもたらすリスクがあるものは「耐容上限量」を定めています。
D × 不適切です。目標量は生活習慣病の予防のために策定されたもので、これは1次予防です。2次予防とは早期発見・早期治療により重症化を予防することをいい、3次予防とはリハビリテーション等で機能回復を図り、再発を予防することをいいます。
E ○ 適切です。