三幸保育カレッジ

令和3年度 保育試験 過去問題

「子どもの食と栄養(前期)」

令和3年度 保育士試験問題(前期)

1

 次の文のうち、「食生活指針」(平成 28 年:文部科学省、厚生労働省、農林水産省)の「食生活指針の実践」に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

1日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
2栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
3普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。
4塩辛い食品を控えめに、食塩は1日 10 g 未満にしましょう。
5飲酒はほどほどにしましょう。

正解 4
1 〇 適切です。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 × 不適切です。正しくは「食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。食塩摂取量の目標値は、男性で1日8g未満、女性で7g未満とされています。」です。
5 〇 適切です。

2

 次の【Ⅰ群】の栄養素と、【Ⅱ群】の文を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  • A 炭水化物
  • B たんぱく質
  • C 脂質
  • D ビタミン
  • E ミネラル

【Ⅱ群】

  • ア 水には溶けないが、有機溶媒には溶ける性質をもつ。
  • イ 体液中では細胞内の浸透圧維持等に関与している。
  • ウ 水溶性と脂溶性の2種類に分類される。
  • エ 糖質と食物繊維に分類される。
  • オ アミノ酸がペプチド結合で連なった高分子化合物である。
1
2
3
4
5

正解 3
A 炭水化物 - エ … ブドウ糖や果糖などの単糖から、構成されているものを総称して炭水化物と言います。炭水化物には大きく分けると、体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」と、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分けることができます。
B たんぱく質 - オ … 三大栄養素の一つ。肉・魚・卵の動物性食品と豆腐やナッツなどの豆類の即物性たんぱく質があります。
C 脂質 - ア … 三大栄養素の一つ。サラダ油などの液体とバターなどの固形の脂があります。
D ビタミン ー ウ … 三大栄養素をサポートする大切な栄養素。脂溶性と水溶性の2種類のビタミンに分かれます。
E ミネラル ー イ … 三大栄養素をサポートするのに必要な栄養素。代表的なものにカルシウム・リン・カリウムなどがあげられます。

3

 次のうち、食品とその原料として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

1A B
2A C
3B C
4B D
5C D

正解 5  
A × 不適切です。きな粉の原料は大豆です。
B × 不適切です。白玉粉の原料はお米です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。

4

 次の図は、和食の献立の基本形である「一汁三菜」の食器の並べ方である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1A:副菜B:主食C:副菜D:主菜E:汁物
2A:主菜B:主食C:副菜D:副菜E:汁物
3A:副菜B:主食C:主菜D:汁物E:副菜
4A:副菜B:汁物C:副菜D:主菜E:主食
5A:主菜B:汁物C:副菜D:副菜E:主食

正解 1
 和食の基本といわれる「一汁三菜」は日本人の主食である「ご飯」に、「汁物」と3つの「菜(おかず)」を組み合わせた献立です。日本は右利き文化なので、右手でお箸を持った時に食べやすい並べ方になっています。左右逆に置くと仏壇へのお供え物になってしまうので、左利きの方向けにご飯や汁物を並べ替える必要はありません。
 向かって左手前に( B 主食である「ご飯」)、右手前に( E 汁物 )、右奥に( D 焼き魚などの「主菜」 )、左奥に( A 煮物などの「副菜」 )、真ん中に( C 和え物や酢の物などの「副菜/副々菜」 )という形で置きましょう。

5

 次の表は、「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年:厚生労働省)に示されている「離乳の進め方の目安」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句および数値の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1A:1B:1C:下あごD:歯ぐき
2A:1B:2C:上あごD:前歯
3A:2B:2C:下あごD:歯ぐき
4A:2B:3C:上あごD:歯ぐき
5A:2B:3C:下あごD:前歯

正解 4
・1日( A 2 )回食で食事のリズムをつけていく。

・食事リズムを大切に、1日( B 3 )回食に進めていく。

舌と( C 上あご )で潰していくことが出来るようになる。

( D 歯ぐき )で潰すことが出来るようになる。

「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年:厚生労働省)は頻出です。隅々までしっかりと覚えておきましょう。

6

 次の文のうち、「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年:厚生労働省)に示されているベビーフードを利用する際の留意点に関する記述として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A ベビーフードの食材の大きさ、固さ、とろみ、味付け等を、離乳食を手づくりする際の参考にする。
  • B 不足しがちな鉄分の補給源として、レバーは適さない。
  • C 主食を主とした製品を使う場合には、野菜やたんぱく質性食品の入ったおかずや、果物を添えるなどの工夫をする。
1
2×
3××
4×
5×××

正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。不足しがちな鉄分の補給源として、レバーは適しています。
C 〇 適切です。

7

 次の文のうち、幼児期の摂食機能と食行動に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 摂食機能の発達過程では、手づかみ食べが上達し、目と手と口の協働ができていることによって、食器・食具が上手に使えるようになっていく。
  • B スプーンの握り方は、手のひら握りから鉛筆握りへと発達していく。
  • C 2歳頃には、箸を使って自分で上手に食べられるようになる。
  • D 「平成 27 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)によると、「現在子どもの食事について困っていること」(回答者:2~6歳児の保護者)で、「遊び食べをする」と回答した者は、子どもの年齢が高くなるにつれて減少する。
1
2×
3×××
4×
5×××

正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。箸を使って自分で上手に食べられるようになるのは、5~6歳頃からです。
D 〇 適切です。

8

 次の文のうち、学校給食に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

1日本の学校給食の起源は、明治時代に私立小学校で貧困児童を対象に無料で給食を実施したこととされている。
2「平成 30 年度学校給食実施状況等調査」(文部科学省)では、小学校の学校給食の実施率は、約70%である。
3学校給食のない日は、ある日に比べて、児童生徒のカルシウム摂取量が少ない。
4「学校給食法」の「学校給食の目標」の一つに、「我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること」があげられている。
5「学校給食法」において、学校給食とは、学校給食の目標を達成するために、義務教育諸学校において、その児童または生徒に対し実施される給食をいう。

正解 2
1 〇 適切です。
2 × 不適切です。小学校の学校給食の実施率は、99.1%です。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。

9

 次の文のうち、学童期の身体の発達の特徴と食生活に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

1学童期後半からの身長・体重の急激な発育を、第一発育急進期という。
2「平成 30 年度学校保健統計」(文部科学省)によると、学童期後半(9~ 11 歳)の男児では、肥満傾向児(肥満度 20%以上の者)が約3割である。
3永久歯は、8歳前後に生えそろう。
4「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」(厚生労働省)では、学童期の年齢区分は6~8歳、9~11 歳の2区分となっている。
5「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)では、学童期に育てたい「食べる力」として、「食事のバランスや適量がわかる」をあげている。

正解 5
1 × 不適切です。正しくは「二発育急進期」です。
2 × 不適切です。正しくは「約1割」です。
※「学校保健統計」は令和2年版が最新です。学童期後半の男児で肥満傾向児は約8%です。
3 × 不適切です。永久歯が生えてくるのは6歳頃からで、すべて生えそろうのは15歳ぐらいです。
4 × 不適切です。学童期の年齢区分は、「6~7歳」「8~9歳」「10~11歳」の3区分です。
5 〇 適切です。

10

 次の文のうち、妊娠中の食事に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A サバは、食物連鎖によって水銀を多く含むため、妊娠中に食べる場合は注意が必要である。
  • B 魚は一般に、良質なたんぱく質や不飽和脂肪酸を多く含むため、妊娠期の栄養バランスに欠かせないものである。
  • C 妊娠中は、リステリア菌に感染しやすくなるため、ナチュラルチーズや生ハムは避ける。
  • D ビタミンAは妊娠中に必要量が増すため、妊娠前からレバーやサプリメントの継続的な摂取が望ましい。
1
2×
3××
4××
5×××

正解 4
A × 不適切です。魚介類の多くは水銀を含有していますが、一般にごく微量で、健康に害を及ぼすことはありません。しかし、大型の回遊魚や鯨類の中には、食物連鎖を通じて、他の魚介類と比較して水銀濃度が高いものも見受けられます。 バンドウイルカは2か月に1回10gまで、コビレゴンドウは2週間に1回40gまで、金目鯛、クロマグロ、メバチ、メカジキ、ツチクジラ、マッコウクジラは1週間に1回約80gまで、クロムツ、キダイ、マカジキ、ミナミマグロ、ユメカサゴ、ヨシキリザメ、イシイルカは1週間に2回80gまでです。ツナ缶、鮭、鯵、鯖、鰯、秋刀魚、鯛、鰤、鰹などの魚は、特に注意の必要はありません。「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」 参照。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。ビタミンAは妊娠中も必要なビタミンですが、妊娠3か月までの過剰摂取により胎児に奇形を起こす可能性が高くなります(ニンジンなどの野菜に含まれる植物性のビタミンAは沢山摂取しても問題ありません)。

11

 次の文のうち、健康と食生活に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 「平成 30 年国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)によると、20 歳代女性のやせの割合は約5%である。
  • B 国民健康づくり運動である「健康日本 21(第二次)」では、健康寿命の延伸・健康格差の縮小の実現に関する目標が示されている。
  • C 「和食」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。
  • D 生活習慣病予防対策の一つとして、「食生活指針」(平成 28 年:文部科学省、厚生労働省、農林水産省)が策定されている。
1
2×××
3×
4××
5×××

正解 3
A × 不適切です。正しくは「約20%(19.8%)」です。
※「国民健康・栄養調査報告」は令和元年版が最新です。20歳代女性のやせの割合は20.7%です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。

12

 次の文のうち、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成 16 年: 厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらいとその内容として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

1A B
2A D
3B C
4B D
5C D

正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。「食と文化」に関する記述です。
C × 不適切です。「食と人間関係」に関する記述です。
D 〇 適切です。

13

 次の文のうち、「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 重点課題の一つに、「高齢者世代を中心とした食育の推進」がある。
  • B 基本的な取組方針の一つに、「食に関する感謝の念と理解」が定められている。
  • C 食育の推進の目標の一つに、「ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合の増加」がある。
  • D 食育の総合的な促進に関する事項の一つに、「生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等」がある。
  • E 食育の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項の一つに、「国による推進計画の作成等とこれに基づく施策の促進」がある。
1××
2××
3××
4××
5××

正解 4  
A × 不適切です。正しくは「若い世代を中心とした食育の推進」です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。正しくは「地方公共団体による推進計画の作成等とこれに基づく施策の促進」です。

※「食育推進基本計画」は第4次(令和3~7年度)が最新です。今回の順天事項は、①生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進、②持続可能な食を支える食育の推進、③「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進、の3つです。
食育を推進する目標は、栄養バランスに配慮した食生活の実践のほか、学校給食での地場産物活用を増やすこと、産地や生産者への意識などが挙げられています。

14

 次の文のうち、食中毒予防に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A ノロウィルスの予防として、二枚貝などの食品の場合は、中心部が 85 ~ 90℃で 90 秒以上の加熱が有効である。
  • B 乳児ボツリヌス症予防のために、3歳未満の乳児にはちみつは与えない。
  • C 腸管出血性大腸菌の主な原因食品として、生肉があげられる。
  • D 菜園で収穫したじゃがいもを調理する場合は、芽や緑化した部分を切除し、未成熟で小さいじゃがいもは使用しない。
1
2×
3×
4××
5××××

正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。乳児ボツリヌス症予防のために、生後1歳未満の乳児にはちみつは与えません。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。

15

 次の【Ⅰ群】の「こ食」の種類と、【Ⅱ群】のその内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  • A 子食
  • B 個食
  • C 孤食
  • D 固食

【Ⅱ群】

  • ア 一人で食べる。
  • イ 子どもだけで食べる。
  • ウ 同じ物ばかり食べる。
  • エ 複数で食卓を囲んでいても食べているものがそれぞれ違う。
1
2
3
4
5

正解 4
A 子食 - イ … 好き嫌いが多く、偏食になりやすい。また親子のコミュニケーションがとれず、家族の絆を深めにくくなります。
B 個食 - エ … 「バラバラ食」ともいいます。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。また、協調性のない、わがままな性格になりがちです。
C 孤食 - ア … 好き嫌いを増やす原因になりやすい。好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがち。それに加えて、コミュニケーションが不足する。結果、社会性や協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。
D 固食 - ウ … 栄養が偏るのはもちろん、キレやすいわがままな性格になったり、肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

16

 次の文のうち、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)の「児童福祉施設における食事の計画、提供及び評価・改善」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 子どもの発育・発達状況、栄養状態、生活状況等について実態を把握(調査)し、その結果を分析、判定して栄養管理の目標を明確にする。
  • B 目標を実現するため、提供する食事の量と質についての計画(献立作成)を立てる。
  • C 食事計画に沿って、提供する食事についての具体的な計画を立て(食事計画)、調理時の品質管理を行う。
  • D 適切に計画が進行しているか途中の経過を観察し(モニタリング)、計画どおりに調理及び食事の提供が行われたか評価を行い、適切に進んでいなかったら計画を修正する。
  • E 一定期間ごとに、摂取量調査や子どもの発育・発達状況について再度把握し、一定の期間で実施し得られた(変化した)結果を目標と照らし合わせて確認する(評価)。
1××
2××
3××
4××
5×××

正解 5
A × 誤りです。「(調査)」ではなく「(アセスメントの実施)」です。
B × 誤りです。「(献立作成)」ではなく「(食事計画)」です。
C × 誤りです。「(食事計画)」ではなく「(献立作成)」です。
D 〇 記述の通りです。
E 〇 記述の通りです。
 
「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成22年:厚生労働省) 参照。

17

 次の文のうち、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(2019 年:厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 魚卵、果物、ナッツ類、ピーナッツ、甲殻類は、幼児期以降に新規発症する傾向がある。
  • B アレルギー食は、別献立で作った方が、作業効率が良い。
  • C 加工食品は、納入のたびに使用材料を確認する。
  • D 小麦アレルギーの場合、基本的に醤油も除去する。
  • E 新規の食物は、家庭において可能であれば2回以上、何ら症状が誘発されないことを確認した上で、給食として提供することが理想的である。
1×
2××
3××
4××
5××××

正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。アレルギー食を全く別献立で作るよりも、一般食の調理過程で流用できるような献立にしたほうが、作業効率が良くなります。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。醤油は原材料に小麦が使用されていますが、醤油が生成される発酵過程で小麦タンパクは完全に分解され、基本的に小麦アレルギーであっても醤油を摂取することはできます。
E 〇 適切です。

18

 次の文のうち、「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年:厚生労働省)における食物アレルギーに関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A 子どものアレルギー疾患予防のために、妊娠および授乳中の母親が特定の食品やサプリメントを過剰に摂取したり、避けることに関する効果は示されていない。
  • B 食物アレルギーが疑われる症状がみられた場合、自己判断で対応せず、必ず医師の診断に基づいて離乳を進めることが必要である。
  • C 離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギー予防効果があるという科学的根拠はない。
  • D 食物アレルギーの診断をされた子どもについては、必要な栄養素等を過不足なく摂取できるように、具体的な離乳食の提案が必要である。
1
2×
3××
4××
5×××

正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。

19

 次の食品のうち、摂食機能の発達に遅れがある子どもが飲み込みやすい食品として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A プリン
  • B かゆ
  • C 食パン
  • D ヨーグルト
  • E たけのこ
1×
2××
3×××
4××
5××××

正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。食パンは、粘着性が高く唾液を吸収するため、摂食機能の発達に遅れがある子どもが飲み込みにくい食品です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。たけのこは、繊維が多く火を通しても柔らかくなりにくいため、摂食機能の発達に遅れがある子どもが飲み込みにくい食品です。

20

 次の文のうち、栄養素に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • A たんぱく質は、1g あたり約4kcal のエネルギーを生じる。
  • B 脂質は、1g あたり約4kcal のエネルギーを生じる。
  • C 炭水化物は、1g あたり約9kcal のエネルギーを生じる。
  • D エネルギー源として利用されなかった糖質は、グリコーゲンや脂肪に変えて、体内に蓄積される。
  • E 亜鉛が不足すると、味覚異常の一因となる。
1××
2×
3××
4××
5×××

正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。正しくは「約9kcal」です。
C × 不適切です。正しくは「約4kcal」です。
D 〇 適切です。
E 〇 適切です。