令和4年度 保育試験 過去問題
1 | 離乳食の開始時期は、「4か月」と回答した者の割合が最も高かった。 |
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2 | 授乳期の栄養方法は 10 年前に比べ、母乳栄養の割合が増加し、生後1か月では 50%を超えていた。 |
3 | 妊娠中に「母乳で育てたい」と思った者の割合は 90%を超えていた。 |
4 | 授乳について困ったこと(総数)では、「母乳が足りているかどうかわからない」と回答した者の割合が最も高かった。 |
5 | 離乳食について、約 75%の保護者が何らかの困りごとを抱えていた。 |
正解 1
1 × 不適切です。離乳食の開始時期は、「6か月」の割合が 44.9%と最も高いです。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇〇×〇× |
3 | ×〇〇×× |
4 | ××〇〇〇 |
5 | ××××〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。主な症状としては倦怠、めまい、無欲、失神などがあります。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)として、胃腸障害や血色素症があげられます。鉄欠乏性貧血では、体内の鉄分不足が原因です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×〇 |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇〇× |
5 | ××〇〇 |
正解 4
A × 不適切です。脂肪酸は炭素と水素と酸素で構成されています。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。リノール酸は「不飽和脂肪酸」です。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇××× |
3 | ×〇〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ×××〇 |
正解 5
A × 不適切です。湿式加熱とは、ゆでる、煮る、蒸す、炊くなどの水を利用する加熱操作のことです。
B × 不適切です。「紫外線」ではなく「マイクロ波」です。
C × 不適切です。「15g」ではなく「5g」です。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | アウイエ |
2 | アエウイ |
3 | ウアイエ |
4 | エイアウ |
5 | エウアイ |
正解 5
A 深川めし-エ 東京都
B せんべい汁-ウ 青森県
C ほうとう-ア 山梨県
D がめ煮-イ 福岡県
1 | A B |
---|---|
2 | A D |
3 | B C |
4 | B D |
5 | C D |
正解 4
A × 不適切です。「特定保健用食品」ではなく「特別用途食品」についての記述です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。「無乳糖乳」ではなく「ペプチドミルク」についての記述です。乳糖不耐症用治療乳 (無乳糖乳)は、調製粉乳から乳糖(牛乳や乳製品に多く含まれます)を除去し、全部ブドウ糖におきかえた育児用粉乳で、乳糖を分解する酵素が欠損していたり、一時的に活性が衰えていて乳糖を摂取すると下痢を起こしたりする場合に用います。
D 〇 適切です。
1 | A:舌でつぶせるB:2C:左右対称D:1歳 |
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2 | A:舌でつぶせるB:3C:左右非対称D:2歳 |
3 | A:歯ぐきでつぶせるB:2C:左右対称D:2歳 |
4 | A:歯ぐきでつぶせるB:3C:左右非対称D:1歳 |
5 | A:歯ぐきで噛めるB:3C:左右対称D:1歳 |
正解 4
・ 離乳後期は、( A 歯ぐきでつぶせる )固さのものを与える。離乳食は1日( B 3 )回にし、食欲に応じて、離乳食の量を増やす。食べているときの口唇は、( C 左右非対称 )の動きとなる。
・ 蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、( D 1歳 )を過ぎるまでは与えない。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇×〇〇 |
3 | ×〇〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ×〇×× |
正解 4
A × 不適切です。幼児にとって間食は、3度の食事では補いきれない「エネルギー、栄養素、水分の補給の場」です。おにぎり、野菜蒸しパン、干し芋、果物などが適しています。市販のお菓子を与える場合は薄味で脂肪の少ないものを選びます。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。1・2歳児では1日の推定エネルギー量の10~15%(約100~150kcal)、3~5歳児では10~20%(約150~250kcal)が目安といわれています。回数は、1・2歳頃は午前と午後に1回ずつ、3~5歳頃は午後に1回が基本です。
D 〇 適切です。
食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化( A )成分である。食物繊維は水溶性食物繊維と( B )食物繊維に分類される。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)において、食物繊維は3歳以上で( C )が示されている。
ABC | |
1 | アウオ |
2 | アエカ |
3 | イウオ |
4 | イウカ |
5 | イエカ |
正解 3
食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化( A イ されにくい )成分である。食物繊維は水溶性食物繊維と( B ウ 不溶性 )食物繊維に分類される。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)において、食物繊維は3歳以上で( C オ 目標量 )が示されている。
1 | A B |
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2 | A C |
3 | B C |
4 | B D |
5 | C D |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。「過剰栄養」ではなく「低栄養」です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。20歳以上の者における野菜摂取量の平均値で最も高い年齢は、男性は70歳以上(322.9g/日)、女性は60~69歳(309.8g/日)で、いずれの年齢も野菜摂取量は350gを超えていません。
1 | A:ビタミン・ミネラルB:葉酸C:神経管閉鎖障害 |
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2 | A:ビタミン・ミネラルB:カルシウムC:神経管閉鎖障害 |
3 | A:ビタミンB:葉酸C:貧血 |
4 | A:ミネラルB:カルシウムC:骨粗しょう症 |
5 | A:ビタミンB:カルシウムC:貧血 |
正解 1
・ 不足しがちな( A ビタミン・ミネラル )を、「副菜」でたっぷりと
・ 鉄や( B 葉酸 )を多く含む食品を組み合わせて摂取に努める必要があります。
・ ( B 葉酸 )は、胎児の先天異常である( C 神経管閉鎖障害 )の予防のため、妊娠前から充分に摂取していることが大切です。
<ねらい> <内容>
1 食と人間関係 ――――― 自分たちで育てた野菜を食べる。
2 食と文化 ――――――― 食材の色、形、香りなどに興味を持つ。
3 食と健康 ――――――― 保育所生活における食事の仕方を知り、自分たちで場を整える。
4 いのちの育ちと食 ――― 同じ料理を食べたり、分け合って食事することを喜ぶ。
5 料理と食 ――――――― 食事にあった食具(スプーンや箸など)の使い方を身につける。
正解 3
1 × 誤りです。「食と人間関係」ではなく「いのちの育ちと食」の内容です。
2 × 誤りです。「食と文化」ではなく「料理と食」の内容です。
3 〇 記述の通りです。
4 × 誤りです。「命の育ちと食」ではなく「食と人間関係」の内容です。
5 × 誤りです。「料理と食」ではなく「食と文化」の内容です。
体調不良、( A )、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの( B )の状態等に応じ、嘱託医、( C )等の指示や協力の下に適切に対応すること。( D )が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
1 | A:食物アレルギーB:心身C:かかりつけ医D:栄養士 |
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2 | A:食物アレルギーB:精神C:看護師D:栄養士 |
3 | A:摂食障害B:心身C:かかりつけ医D:保健師 |
4 | A:摂食障害B:心身C:看護師D:保健師 |
5 | A:肥満B:精神C:栄養士D:保健師 |
正解 1
体調不良、( A 食物アレルギー )、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの( B 心身 )の状態等に応じ、嘱託医、( C かかりつけ医 )等の指示や協力の下に適切に対応すること。( D 栄養士 )が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
1 | プロビタミンDともいわれるカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる。 |
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2 | 「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」(文部科学省)において、トマト、ほうれん草、きゅうり、かぼちゃは緑黄色野菜である。 |
3 | 「日本食品標準成分表 2020年版(八訂)」(文部科学省)において、大根は白い根の部分が緑黄色野菜、葉がその他の野菜類に分類される。 |
4 | 「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20歳以上の全ての年代において男女ともに、1日の野菜摂取量の平均値は緑黄色野菜がその他の野菜類より多い。 |
5 | 「6つの基礎食品群」において、緑黄色野菜は第3群に分類されている。 |
正解 5
1 × 不適切です。「プロビタミンD」ではなく「β-カロテン(プロビタミンA)」です。
2 × 不適切です。きゅうりは「淡色野菜」です。
3 × 不適切です。大根は、根(実)は「その他の野菜」で、葉は「緑黄色野菜」に分類されます。
4 × 不適切です。正しくは「その他の野菜類が緑黄色野菜よいり多い」です。
5 〇 適切です。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇×〇〇〇 |
3 | ×〇〇〇〇 |
4 | ×〇〇〇× |
5 | ××××〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせません。小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E 〇 適切です。
ABC | |
1 | アウカ |
2 | アオク |
3 | イウキ |
4 | イエキ |
5 | イオク |
正解 3
・ 鶏卵アレルギーは( A イ 卵白 )のアレルゲンが主原因であり、オボムコイド以外は加熱や調理条件によってアレルゲン性は( B ウ 低下する )。
・ 牛乳アレルギーの場合、飲用乳の代替には、豆乳を用いることができるが、豆乳は牛乳と比較して、( C キ カルシウム )含有量が少ないことに留意する。
ABCD | |
1 | ○○○× |
2 | ○○×〇 |
3 | 〇××○ |
4 | ×○×○ |
5 | ××〇× |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。原因食品の解除指示は口頭のやりとりのみで済ますことはせず、必ず保護者と保育所の間で、所定の書類を作成して対応することが必要です。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○○○ |
2 | ○○×〇 |
3 | ○×〇〇 |
4 | ×〇×○ |
5 | ××〇× |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | ○○×○ |
2 | ○×〇○ |
3 | 〇××○ |
4 | ×○○〇 |
5 | ×〇〇× |
正解 5
A × 不適切です。離乳を開始した後も、母乳又は育児用ミルクは授乳のリズムに沿って子どもが欲するまま、又は子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与えます。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。卵は「卵黄」から全卵へと進めます。
ABCD | |
1 | ○〇〇× |
2 | ○○×○ |
3 | ××○○ |
4 | ××○〇 |
5 | ××〇× |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。推定エネルギー必要量は、男性は「15~17歳」が最大ですが、女性は「12~14歳」が最大です。
D 〇 適切です。