令和3年度 保育試験 過去問題
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な( A )を身に付けさせるとともに、( B )を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
1 | A:態度B:自立心 |
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2 | A:技能B:自立心 |
3 | A:技能B:社会性 |
4 | A:習慣B:社会性 |
5 | A:習慣B:自立心 |
正解 5
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な( A 習慣 )を身に付けさせるとともに、( B 自立心 )を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
小学校においては、(中略)教育指導を行うに当たり、児童の( A )な学習活動、特にボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充実に努めるものとする。この場合において、( B )関係団体その他の関係団体及び関係機関との連携に十分配慮しなければならない。
1 | A:体験的B:社会教育 |
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2 | A:体験的B:民間教育 |
3 | A:実践的B:社会教育 |
4 | A:実践的B:民間教育 |
5 | A:抽象的B:社会教育 |
正解 1
小学校においては、(中略)教育指導を行うに当たり、児童の( A 体験的 )な学習活動、特にボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充実に努めるものとする。この場合において、( B 社会教育 )関係団体その他の関係団体及び関係機関との連携に十分配慮しなければならない。
教師は、幼児との( A )を十分に築き、幼児が身近な環境に( B )に関わり、環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生かし、( C )よりよい教育環境を創造するように努めるものとする。
1 | A:人間関係B:主体的C:家庭や地域と共に |
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2 | A:人間関係B:積極的C:幼児と共に |
3 | A:信頼関係B:積極的C:家庭や地域と共に |
4 | A:信頼関係B:主体的C:幼児と共に |
5 | A:愛着関係B:主体的C:幼児と共に |
正解 4
教師は、幼児との( A 信頼関係 )を十分に築き、幼児が身近な環境に( B 主体的 )に関わり、環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生かし、( C 幼児と共に )よりよい教育環境を創造するように努めるものとする。
ABC | |
1 | アイウ |
2 | イアウ |
3 | イウア |
4 | ウアイ |
5 | ウイア |
正解 2
A-イ ロックは、子どもを「白紙(タブラ・ラサ)」のようなものと捉え、人との関りや経験によって発達していくと説きました。
B-ア コメニウスは、主著である『大教授学』であらゆる人が学べる学校として「統一学校構想」を述べ、6歳くらいまでの乳幼児を対象とする学校として「母親学校」を構想しました。
C-ウ フレーベルは、保育における遊びの重要性を説き、自ら考案した「恩物」と呼ばれる遊具の普及に努めました。
ABC | |
1 | アウイ |
2 | ウエア |
3 | ウエイ |
4 | エオア |
5 | エオイ |
正解 5
A-エ 東京女子師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学)は、1876(明治9)年、日本で最初の官立幼稚園として開設されました。初代監事(園長)には関信三、松野クララが主任保母、豊田芙雄、近藤浜が保母として参加しました。
B-オ 城戸幡太郎は、保育問題研究会を結成し、会長として研究者と保育者の共同の実証的研究を推進しました。
C-イ 野口幽香と森島峰は、託児・保育事業の先駆けである「二葉幼稚園」を創設し、フレーベル教育を実施しました。
ウの倉橋惣三は、1917(大正6)年、東京女子高等師範学校附属幼稚園の主事になりました。恩物中心の形式主義的保育を批判し、幼児の自発生活を尊重し子どもの自由な遊びを生かした誘導保育を提唱しました。“幼児教育の父”、“日本のフレーベル”と呼ばれています。保育原理でよく出題されるのでしっかり覚えておきましょう。
1 | 小原國芳 |
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2 | 羽仁もと子 |
3 | 澤柳政太郎 |
4 | 倉橋惣三 |
5 | 城戸幡太郎 |
正解 4
倉橋惣三の著書『幼稚園保育法真諦』で述べられている内容です。
文章を読んだことがなくても、文中の「生活」「真諦」に着目して解答しましょう。『幼稚園保育法真諦』で書いた言葉の“生活を 生活で 生活へ”が有名です。「子どもは生活する中で自ら学び生活を作る」という意味です。
1の小原國芳の主な著書に『全人教育論』『教育の根本問題としての宗教』があります。
2の羽仁もと子は「婦人之友社」の創業者です。著書に「羽仁もと子著作集」があります。
3の澤柳政太郎は成城小学校を設立しました。
5の城戸幡太郎の主な著書に『幼児教育論』があります。城戸幡太郎は社会中心主義を唱えて倉橋惣三の児童中心主義を批判したことでも有名です。
就学前教育は、3~4歳児を中心に幼稚園やプレイセンター、また、0~4歳児を対象とする多様な就学前教育機関において提供されている。また、マオリの言語・文化を教える機関「コハンガ・レオ」も設置されている。子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリの人々の意見を集めて作られたカリキュラム「テ・ファリキ」により幼児教育が展開されている。
1 | イタリア |
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2 | アルゼンチン |
3 | フィンランド |
4 | ニュージーランド |
5 | シンガポール |
正解 4
ニュージーランドのナショナルカリキュラム(保育所保育指針や幼児教育要領にあたるもの)である「テ・ファリキ」についての記述です。ブロンフェンブレンナーが提唱した生態学的(エコロジカル)システム理論をベースにしています。4原則と5つの要素を絡み合わせ、子どもを主体的に育てていこうという考え方です。
早期発見の観点から、学校の設置者等と連携し、( A )を実施することにより、ネット上のトラブルの早期発見に努める。また、児童生徒が悩みを抱え込まないよう、法務局・地方法務局におけるネット上の人権侵害情報に関する相談の受付など、関係機関の取組についても周知する。
パスワード付きサイトや SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、携帯電話のメールを利用したいじめなどについては、より大人の目に触れにくく、発見しにくいため、学校における( B )を進めるとともに、保護者においてもこれらについての理解を求めていくことが必要である。
1 | A:SNS等の検閲B:道徳教育 |
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2 | A:SNS等の検閲B:IT活用教育 |
3 | A:SNS等の検閲B:情報モラル教育 |
4 | A:学校ネットパトロールB:道徳教育 |
5 | A:学校ネットパトロールB:情報モラル教育 |
正解 5
早期発見の観点から、学校の設置者等と連携し、( A 学校ネットパトロール )を実施することにより、ネット上のトラブルの早期発見に努める。また、児童生徒が悩みを抱え込まないよう、法務局・地方法務局におけるネット上の人権侵害情報に関する相談の受付など、関係機関の取組についても周知する。
パスワード付きサイトや SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、携帯電話のメールを利用したいじめなどについては、より大人の目に触れにくく、発見しにくいため、学校における( B 情報モラル教育 )を進めるとともに、保護者においてもこれらについての理解を求めていくことが必要である。
ABC | |
1 | アウイ |
2 | イアオ |
3 | イオア |
4 | エアイ |
5 | エイウ |
正解 4
「教育振興基本計画」(平成30年閣議決定)参照。
・ 地域の多様な関係者(学校、教育委員会、大学、企業、NPO、社会教育施設など)の協働による( A エ ESD )の実践を促進するとともに、学際的な取組などを通じて SDGs(持続可能な開発目標)の達成に資するような( A エ ESD )の深化を図る。
・ 幼児期の教育から高等教育まで各学校段階を通じた体系的・系統的な( B ア キャリア教育 )を推進する。初等中等教育段階においては、地域を担う人材育成に資するためにも、地元企業等と連携した起業体験、職場体験、インターンシップの普及促進を図るとともに、特色ある教育内容を展開する専門高校への支援と成果の普及に取り組む。
・ 女性が、結婚や出産等の様々な人生の節目も踏まえつつ、個性と能力を十分に発揮できるよう、大学等における( C イ リカレント教育 )や各種の認定教育プログラム等を活用した能力開発など、学びを通じた主体的なキャリア形成を推進し、復職や再就職、起業等を円滑に成し遂げられる社会を実現する。
1 | A:協同的な学びB教科: |
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2 | A:協同的な学びB:主体的な取組 |
3 | A:人間性の涵養B:教科 |
4 | A人間性の涵養:B:主体的な取組 |
5 | A:プロジェクト学習B:教科 |
正解 1
・ 幼稚園等施設において、小学校入学前の主に5歳児を対象として、幼児どうしが、教師の援助の下で、共通の目的・挑戦的な課題など、一つの目標を作り出し、協力工夫して解決していく活動を「( A 協同的な学び )」として位置付け、その取組を推奨する必要がある。
・ 遊びの中での興味や関心に沿った活動から、興味や関心を生かした学びへ、さらに( B 教科 )等を中心とした学習へのつながりを踏まえ、幼児期から児童期への教育の流れを意識して、幼児教育における教育内容や方法を充実する必要がある。