令和4年度 保育試験 過去問題
ABC | |
1 | アイエ |
2 | アウオ |
3 | イアウ |
4 | イエア |
5 | ウエイ |
正解 3
A-イ
B-ア
C-ウ
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇×〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇〇〇 |
5 | ××〇× |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。保育所保育指針には、「保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。」と記述があります。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。保育所保育指針には、「子ども自らが環境に関わり、自発的に活動し、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。」と記述があります。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇×〇〇 |
3 | ×〇〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇× |
正解 3
A × 不適切です。1999(平成11)年ではなく、1963(昭和38)年です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。2012(平成24)年ではなく、2017(平成29)年の保育所保育指針の改定により位置づけられました。
※子ども・子育て支援新制度の施行は2012(平成24)年ではなく、2015(平成27)年です。
ABCD | |
1 | 〇〇×× |
2 | 〇×〇× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇×× |
5 | ×××〇 |
正解 5
A × 誤りです。保育所の自己評価とその結果の公表は努力義務です。保育士等の自己評価については公表の義務はありません。
B × 誤りです。保育所保育指針には、このような記述はありません。
C × 誤りです。保育所保育指針には、このような記述はありません。
D 〇 記述の通りです。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×〇 |
3 | 〇×〇〇 |
4 | ×〇×× |
5 | ××〇× |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。保育所保育指針には、「障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達過程や障害の状態を把握し、適切な環境の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう、指導計画の中に位置付けること。」と記述があります。障害のある子どもに対して個別の指導計画を作成することは必要ですが、クラスなどの指導計画と切り離すことは不適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
ABCD | |
1 | アイウオ |
2 | アウイオ |
3 | エイオア |
4 | エウイア |
5 | エウオア |
正解 3
A-エ
B-イ
C-オ
D-ア
1 | 自らの体を動かそうとする意欲が育つように、毎日決まった時間に必ず体を動かすようにすること。 |
---|---|
2 | この時期は自己と他者との違いの認識がまだ十分でないことから、子どもの自我の育ちを見守るとともに、保育士等の仲立ちにより他の子どもと多様な関わりがもてるようにすること。 |
3 | 身近な生き物との関わりについては、子どもが命を感じ、生命の尊さに気付く経験へとつながるものであることから、そうした気付きを促すような関わりとなるようにすること。 |
4 | この時期は、大きく言葉の習得が進むことから、それぞれの子どもの発達の状況に応じて、遊びや関わりの工夫をすること。 |
5 | 身近な自然や身の回りの事物に関わる中で、発見や心が動く経験が得られるよう、諸感覚を働かせることを楽しむ遊びや素材を用意するなど保育の環境を整えること。 |
正解 1
1 × 不適切です。保育所保育指針には、「毎日決まった時間に必ず体を動かす」という記述はありません。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。
この時期においては、( A )の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する( B )が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや( C )な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( D )の成長と( E )としての活動の充実が図られるようにしなければならない。
ABCDE | |
1 | アカコウク |
2 | アケイウオ |
3 | アケイキオ |
4 | エカコキク |
5 | エケコキク |
正解 1
この時期においては、( A ア 運動機能 )の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する( B カ 語彙数 )が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや( C コ 協同的 )な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( D ウ 個 )の成長と( E ク 集団 )としての活動の充実が図られるようにしなければならない。
ABCD | |
1 | ○○○× |
2 | ○○×○ |
3 | 〇××× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇× |
正解 5
A × 不適切です。「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、社会的障壁を「障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。」と定義しています。
B × 不適切です。「子ども・子育て支援法」に「子ども・子育て支援は、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家庭、学校、地域、職域その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員が、各々の役割を果たすとともに、相互に協力して行われなければならない。」と記述があります。“発達上の課題に関する保護者の要望があったときのみ…”は不適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。「発達障害者支援法」に「発達障害児の健全な発達が他の児童と共に生活することを通じて図られるよう適切な配慮をする」と記述があるため、“他の児童と別に生活する”は不適切です。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇×〇 |
2 | 〇〇×〇× |
3 | 〇××〇〇 |
4 | ××〇〇× |
5 | ××〇×× |
正解 3
A 〇 記述の通りです。
B × 誤りです。正しくは、「子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。」です。
C × 誤りです。正しくは、「子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること。」です。
D 〇 記述の通りです。
E 〇 記述の通りです。
1 | A:地域の実情B:専門性C:一時預かりD:日常の保育 |
---|---|
2 | A:社会的状況B:専門性C:一時預かりD:家庭の環境 |
3 | A:地域の実情B:技術C:一時預かりD:日常の保育 |
4 | A:地域の実情B:技術C:園庭開放D:家庭の環境 |
5 | A:社会的状況B:専門性C:園庭開放D:日常の保育 |
正解 1
・ 保育所は、児童福祉法第48条の4の規定に基づき、その行う保育に支障がない限りにおいて、( A 地域の実情 )や当該保育所の体制等を踏まえ、地域の保護者等に対して、保育所保育の( B 専門性 )を生かした子育て支援を積極的に行うよう努めること。
・ 地域の子どもに対する( C 一時預かり )事業などの活動を行う際には、一人一人の子どもの心身の状態などを考慮するとともに、( D 日常の保育 )との関連に配慮するなど、柔軟に活動を展開できるようにすること。
abcde | |
1 | 〇〇〇〇× |
2 | 〇××〇〇 |
3 | 〇×××〇 |
4 | ×〇〇×〇 |
5 | ××〇〇× |
正解 4
a × 誤りです。正しくは、「人権」です。
b 〇 記述の通りです。
c 〇 記述の通りです。
d × 誤りです。正しくは、「研修」です。
e 〇 記述の通りです。
ABC | |
1 | アエイ |
2 | イアエ |
3 | イウエ |
4 | ウイエ |
5 | エアイ |
正解 2
A-イ 「児童憲章」は1951(昭和26)年5月5日に制定されました。前文頻出なので丸暗記しましょう。
B-ア 「母子保健法」は1965(昭和40)年に制定されました。児童福祉六法の一つです。
C-エ 「子どもの権利条約」は1989年国連で採択されました。日本は1994年4月22日に批准しました。
ABCD | |
1 | 〇〇×× |
2 | 〇×〇✕ |
3 | ×〇〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。「児童福祉法」に規定されているのは「居宅訪問事業」ではなく、「居宅訪問型保育事業(保育を必要とする乳幼児の居宅において、家庭的保育者による保育を行う事業)」です。
※「児童福祉法」には“ベビーシッター”という単語は出てきません。
D × 不適切です。「院内保育事業」ではなく、「病児保育事業」の説明です。病児保育事業は、子どもの受け入れを行っているそれぞれの施設によって対象年齢には違いがありますが、基本的に小学校6年生までを対象にした制度となっています。
ABCD | |
1 | アイエウ |
2 | アウエオ |
3 | エイアウ |
4 | エイアオ |
5 | エウアイ |
正解 3
A-エ 野口幽香と森島峰は1900(明治33)年、二葉幼稚園(後の二葉保育園)を創設し、フレーベルの精神を基本とする保育を行いました。
B-イ 土川五郎は幼児にふさわしい遊戯の創作を目指した人物です。大正期にリズミカルな歌曲に動作を振り付けた『律動遊戯』『表情遊戯』を創作し、発表しました。
C-ア 松野クララは、東京女子師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学付属幼稚園)の初代監事である関信三のもと、主任保母として、フレーベルの幼稚園を模範とする幼稚園保育を開始しました。
D-ウ 東基吉は東京女子師範学校の助教授兼附属幼稚園批評係となりました。恩物主義保育を批判し、遊戯を中心に据えた幼児の自己活動を重視しました。著書に日本で最初の体系的保育論の書『幼稚園教育法』や『幼稚園保育法』があります。
ABCD | |
1 | イアウエ |
2 | イオアウ |
3 | エアウイ |
4 | エオアイ |
5 | エオアウ |
正解 5
A-エ ルソーはスイスで生まれフランスで活躍した思想家です。子どもと大人の本質的な差異を認め、「子どもの発見者」と呼ばれています。『エミール』の著者で、人間の本来の性は善であるが、伝統、歴史、社会、政治などにより悪くなっていくと主張しました。
B-オ モンテッソーリはイタリア初の女性医学博士です。ローマのスラム街に「子どもの家」を開設し、試行錯誤の結果「モンテッソーリ・メソッド」を生み出しました。子どもの自発的な活動の援助の重要性を書いた『子どもの発見』、敏感期の教育の重要性を書いた『幼児の秘密』の著者です。
C-ア オーエンはイギリス産業革命期の工場経営者です。自分の工場の敷地内に子どもの保護と教育を行う「性格形成学院(幼児学校を含む)」を開設しました。世界で最初の保育園と言われています。
D-ウ マズローの自己実現の理論(欲求5段階説)は「人間の内面的欲求は5段階の階層に分かれており、低次の欲求が満たされると順々により高次の欲求を求めるようになる」というものです。低次なものから順に、①生理的欲求、②安全欲求、③愛情と所属の欲求、④自尊欲求、⑤自己実現欲求、と定義しています。
1 | A→B→D→C |
---|---|
2 | A→D→C→B |
3 | B→A→D→C |
4 | C→A→B→D |
5 | C→D→A→B |
正解 4
C→A→B→D
A 1948(昭和23)年 国連総会で「世界人権宣言(UDHR)」が採択
B 1966(昭和41)年 国連総会で採択、1976年に発効
C 1924(大正13)年 国連総会で採択
D 1989(平成元)年 国連総会で採択 ※日本は1994年に批准
【事例】
5歳児クラスのK君には、同じ保育所の2歳児クラスに通う妹がいる。K君の母親は、保育所に着くと、まず1階にあるK君のクラスの入り口となっているテラスに行き、K君に「支度をしていてね」と伝えてから、2階にある妹のクラスに向かう。妹の支度を終えると、母親はK君の様子を見にくる。
5歳児クラスの子どもは登園してくると、保育室でタオルをかけるなど支度をして、どんどん園庭などで遊び始める。K君は、母親が妹のクラスでの支度を終えてK君の様子を見にくるまで、テラスに上がることなく、ずっと園庭に立っている。母親は、K君のところに戻ってくると「K君、早くお支度はじめていてよ」と声をかける。K君はやっと動き、支度を始める。母親がくるまでは朝の支度を始めないという様子がここ最近続いている。
【設問】
担当保育士の対応として、「保育所保育指針」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A K君の朝の支度や遊び始めるのが遅くても、保育として何か問題があるわけではないので、特に何もしない。
B 自分のことを自分で取り組んでいない姿は5歳児として問題なので、母親がくるのを待たずに、朝の支度に取りかかるよう毎朝声をかけていく。
C 母親が自分のところにくるのを待っていたいK君の気持ちを認め、「お母さんが来たら支度をするのね」と声をかけ、そのまま様子を見守っていく。
D 日々の保育の様子から、K君は母親に支度に付き合ってほしい気持ちがあるのではないかと考え、母親の思いを聞く。
E K君が朝、保育室にはりきって入ってきたくなるよう好きなことを探し、一緒にやろうと声をかける。
ABCDE | |
1 | ○○○×〇 |
2 | ○〇×○× |
3 | ○×〇×× |
4 | ××〇〇○ |
5 | ×××○× |
正解 4
A × 不適切です。保育として問題がなくても、K君に寄り添って声掛けなどの対応をすることが適切です。
B × 不適切です。「5歳児として問題」という考え方は不適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E 〇 適切です。
【事例】
R保育所の2歳児クラスの子どもたちは、午前中にホールでリズム遊びや歌唱の活動をしていたが、給食の時間となったので、活動を終了し、2歳児の保育室へ移動が始まった。ホールから1列になって廊下を移動し始めた時に調理室から給食のいい匂いが漂ってきて、S君は思わず「ご飯だ、ご飯だぁ~」と楽しげに口ずさみ踊るように走り始めた。その時、傍らにいた担当保育士がS君の腕をつかみ、顔を近づけ「廊下で歌ったり走ったりしちゃいけないって言ったよね?」と強く言った。S君は驚いて表情を曇らせ、その後はうつむきながら歩いて保育室に入った。
【設問】
その日の夕方、担当保育士はこの場面における自分のS君への対応について振り返りを行った。担当保育士の自己評価として「保育所保育指針」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A あの時の自分は、S君に保育所でのきまりを伝えなければという思いが先に立っていたが、そのことでS君の楽しい気持ちを寸断させてしまったかもしれない。
B 2歳児は、生活のきまりに関する理解が十分ではなく、怪我につながりやすい。S君はそのときは驚いたかもしれないが、すぐに忘れるだろうから、対応として間違いはないだろう。
C その場で強く言うのではなく、S君の気持ちに共感しつつ日々の保育の中で繰り返し言葉をかけ、S君が自分できまりに気づけるような対応がより適切だったのかもしれない。
D 今後の対応としては、安全面への配慮の重要性という視点とともに、子どもの自尊心を尊重することにも留意していこう。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇×〇〇 |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇× |
正解 2
A 〇 適切です。
B × 不適切です。「すぐに忘れるだろうから、対応として間違いはない」という考え方は不適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
1 | 利用児童数は、低年齢児(0~2歳)よりも3歳以上児の方が少ない。 |
---|---|
2 | 待機児童数は、3歳以上児が最も多い。 |
3 | 待機児童数は、1万2千人を上回っているが、そのうち低年齢児(0~2歳)が9割以上を占めている。 |
4 | 利用児童数の割合は、低年齢児(0~2歳)が4割を超えており、待機児童数は低年齢児(0~2歳)が3歳以上児よりも多くなっている。 |
5 | 利用児童数の割合は、3歳以上児が約6割であるが、待機児童数の割合は3歳以上児が低年齢児(0~2歳)よりも多くなっている。 |
正解 4
1 × 誤りです。「3歳以上児」の方が多いです。
2 × 誤りです。「1・2歳児」が最も多いです。
3 × 誤りです。低年齢児は87.1%なので「9割以上」は誤りです。
4 〇 記述の通りです。
5 × 誤りです。待機児童数の割合は「低年齢児」の方が多いです。
※「保育所等関連状況取りまとめ」は令和3年4月1日が最新です。