平成29年度 保育試験 過去問題
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇〇×× |
3 | 〇××〇 |
4 | ×〇〇〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 4
A × 不適切です。「児童憲章」ではなく「児童の権利に関する条約」が正しいです。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
平成28年の児童福祉法の改正された総則からの出題です。
ABCD | |
1 | ア イ エ ウ |
2 | ア ウ イ エ |
3 | ア ウ エ イ |
4 | ウ ア エ イ |
5 | ウ エ イ ア |
正解 4
A ウ 滝乃川学園を設立したのは、石井亮一です。
B ア 岡山孤児院を設立したのは、石井十次です。
C エ 二葉幼稚園を設立したのは、野口幽香と森嶋峰です。
D イ 新潟静修学校を設立したのは、赤沢鍾美夫妻です。
日本の児童福祉の歴史の最重要人物ばかりですので、必ず覚えましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇×〇〇 |
2 | 〇×〇×〇 |
3 | 〇×〇×× |
4 | ×〇〇〇× |
5 | ×〇××〇 |
正解 4
A × 不適切です。平成26年度の育児休業取得率は、女性が86.6%に対して、男性は2.3%でした。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
E × 不適切です。子育てサポート企業として厚生労働大臣から認定を受けた証は「くるみんマーク」です。
厚生労働省が平成22年度から男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的とした「イクメンプロジェクト」を始動しましたが、「イクメンプロジェクト認定」というものは存在しません。
正解 3
1 〇 適切です。
2 〇 適切です。
3 × 不適切です。子供がいる現役世帯のうち大人が1人の場合の相対的貧困率は54.6%であり、80%を超えていません。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。
ABCD | |
1 | 〇〇×〇 |
2 | 〇〇×× |
3 | ×〇〇〇 |
4 | ×〇×× |
5 | ××〇〇 |
正解 1
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C × 不適切です。「市町村」ではなく「都道府県」です。
D 〇 適切です。
里親や児童福祉施設等、措置や委託に関連する業務の管轄は都道府県、子育て支援事業等、地域の児童の養育に関する業務は市町村の管轄であるということを覚えておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇×× |
2 | 〇×〇× |
3 | ×〇〇〇 |
4 | ××〇〇 |
5 | ××〇× |
正解 2
A 〇 適切です。市町村が設置に努める「審議会、その他の合議制の機関」とはいわゆる地方版子ども・子育て会議と呼ばれるものです。
B × 不適切です。「子ども・子育て支援事業計画」は、子ども・子育て支援新制度に基づき、教育・保育や地域子育て支援を計画的に実施するための計画です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。次世代育成支援対策推進法において「地域行動計画」という名称の規定はなく、市町村等の行動計画の内容も、記述のような保育計画とは異なります。
ABCD | |
1 | ア イ エ ウ |
2 | ア エ イ ウ |
3 | イ ウ ア エ |
4 | ウ ア イ エ |
5 | ウ エ イ ア |
正解 2
A ア 「児童福祉法」第10条第1項に市町村の役割として規定されています。
B エ 「地域保健法」第6~8条に保健所の役割として規定されています。
保健所は、都道府県、政令指定都市、中核都市など法的に決められた場所のみに設置が可能です。保健所所長は原則として医師であることが義務づけられ、医師や保健師の他にも、獣医師や臨床検査技師、薬剤師や理学療法士など、多種の専門家が集まり広範囲に及ぶ業務にあたります。
C イ 「地域保健法」第18条第2項に市町村保健センターの目的として規定されています。
保健センターは市区町村によって設置された施設で、市町村レベルでの健康づくりを目指しています。例外として、例えば東京都では、市町村のほかに23区にも保健センターが設置されています。
D ウ 「児童福祉法」第11条第1項第2号ハに都道府県の役割として規定されています。
問8 正解 5
1 〇 適切です。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。
5 × 不適切です。罪を犯した14歳以上の少年が送致・通告されるのは、児童相談所ではなく家庭裁判所です。
正解 4
「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第42条第6項に「児童指導員及び保育士の総数は、通じて、満二歳に満たない幼児おおむね一・六人につき一人以上、満二歳以上満三歳に満たない幼児おおむね二人につき一人以上、満三歳以上の幼児おおむね四人につき一人以上、【少年おおむね五・五人につき一人以上とする。】ただし、児童四十五人以下を入所させる施設にあつては、更に一人以上を加えるものとする。」と規定されています。
正解 1
1 × 不適切です。「地域子育て支援拠点事業実施要項」には「特定型」の記載はありません。
「一般型」は主に保育所や公共施設の空きスペースなどに設置されます。場所として適切であれば民家や商店街の空き店舗でも可能です。「連携型」は主に児童館などの児童福祉施設に設置されます。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 〇 適切です。
5 〇 適切です。
正解 5
1 × 不適切です。「養育支援訪問事業ガイドライン」には「訪問支援者については、専門的相談支援は保健師、助産師、看護師、保育士、児童指導員等が、育児・家事援助については、子育てOB(経験者)、ヘルパー等が実施することとし・・・」と記載されています。
2 × 不適切です。乳幼児家庭全戸訪問事業は「母子保健法」ではなく 「児童福祉法」第6条の3第4項に基づく事業です。
3 × 不適切です。子育て世代包括支援センター(法律上は「母子健康包括支援センター」という名称)の設置は努力義務です。なお、母子健康センターという施設はありません。
4 × 不適切です。子育て援助活動支援事業は、ファミリー・サポート・センター事業のことです。育児の支援を目的として、育児の手助けを受けたい方と手助けをしたい方が会員登録し、地域の中で育児について助け合う会員組織です。
5 〇 適切です。
「2」と「5」の定義は頻出ですので、テキストでしっかりと確認し、自信をもって正解しましょう。
正解 3
1 × 不適切です。「一時預かり事業実施要綱」によれば、一時預かり事業では乳児も対象に含まれます。
2 × 不適切です。「一時預かり事業実施要綱」によれば、一時預かり事業には幼稚園型もあります。
3 〇 適切です。
4 × 不適切です。「一時預かり事業実施要綱」によれば、「幼児」ではなく「乳児または幼児」が正しいです。
5 × 不適切です。このような規則は存在しません。
求められる職員は型によって異なります。どの型においても保育士は要件に含まれていることをおさえておきましょう。
ABCD | |
1 | ア イ ウ エ |
2 | ア ウ エ イ |
3 | ア エ ウ イ |
4 | ウ ア エ イ |
5 | ウ エ ア イ |
正解 4
「福祉行政報告例」の統計によれば、「心理的虐待」「身体的虐待」「保護の怠慢・拒否(ネグレクト)」「性的虐待」の順になっています。「心理的虐待」「身体的虐待」の上位2位はおさえておきましょう。
ABCD | |
1 | 〇〇〇× |
2 | 〇×〇〇 |
3 | 〇××× |
4 | ×〇×× |
5 | ××〇〇 |
正解 3
A 〇 適切です。
B × 不適切です。研修を修了しただけでは不十分です。記述の要件を満たしたうで「養育里親名簿」に登録された者をいいます。
C × 不適切です。里親支援専門相談員(里親支援ソーシャルワーカー)は、里親支援を行う乳児院又は児童養護施設が配置対象です。
D × 不適切です。里親支援機関事業の実施主体は、都道府県(指定都市、児童相談所設置市を含む)です。
ソーシャル・サポート・ネットワークとは、個人を取り巻く( A )、友人、近隣、ボランティア、( B )などによる援助(インフォーマル・サポート)と( C )やさまざまな専門職による援助(フォーマル・サポート)に基づく( D )の総体を指す。
(出典:日本地域福祉学会編『新版 地域福祉事典』)
【語群】
ア 行政機関 イ 民間機関 ウ 援助関係 エ 家族 オ 公助
ABCD | |
1 | ア イ エ ウ |
2 | イ ウ ア オ |
3 | ウ エ イ オ |
4 | エ ア イ オ |
5 | エ イ ア ウ |
正解 5
ソーシャル・サポート・ネットワークとは、個人を取り巻く( A エ:家族 )、友人、近隣、 ボランティア、( B イ:民間機関 )などによる援助(インフォーマル・サポート)と( C ア:行政機関 )や さまざまな専門職による援助(フォーマル・サポート)に基づく( D ウ:援助関係 )の総体を指す。
【事例】
Z保育所では、週に1回園庭開放や子育て相談を実施している。毎回、数組の親子が園庭開放を利用している。そこに母親のXさんと子どもY君(1歳6か月)がやってきた。Xさん親子は、これまで数回園庭開放を利用している。担当のW保育士は、Xさんの暗い表情や他の親子と全く関わりがないことが気になっていた。
ある日、W保育士がXさんに声をかけ、話を始めた。子育てのことに話が及ぶと、「Yが泣くとイライラして怒鳴ってしまう。それが毎日続き、いつか手をあげそうです。」と声を詰まらせた。落ち着いたところで、詳しく話を聞くと次のことが分かった。
・ 夫の転勤でV市に引っ越してきたばかりで、知り合いが誰もいない。
・ 夫は仕事のため帰宅が遅い。Xさんは専業主婦である。
・ Z保育所の園庭開放以外の社会資源は利用していない。
・ 子どもとの関わり方がよく分からず、迷ったり、戸惑ったりすることが多い。そのためイライラして、Y君に怒鳴ってしまう。
問16 次の文のうち、これからのXさんへのW保育士の対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A Y君との関わり方で分からないことに対して、具体的な関わり方を提案する。
B Y君と同年齢のクラスを見学し、保育士がどのように関わっているかを紹介する。
C Xさんの話を傾聴し、不安やストレスを受けとめる。
D 「もっとY君としっかり向き合って、イライラしてはいけない」と言う。
ABCD | |
1 | 〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇× |
3 | 〇×〇× |
4 | ×〇×〇 |
5 | ××〇〇 |
正解 2
A 〇 適切です。
B 〇 適切です。
C 〇 適切です。
D × 不適切です。社会福祉援助技術の基本技術は「傾聴・受容・共感」です。事例の内容から、Xさんの状況に対し記述のような被援助者を一方的に責めるような言葉がけは適切とはいえません。
正解 4
Xさんの育児に関する孤立感等を軽減するサービスとして、乳幼児やその保護者が交流できる「地域子育て支援拠点事業」が最も適切です。設問の中で、Xさんが「Z保育所の園庭開放放以外の社会資源は利用していないと話したことをヒントにしましょう。
正解 4
1 〇 適切です。
2 〇 適切です。
3 〇 適切です。
4 × 不適切です。広汎性発達障害のある児童は14.7%であり、4割以上ではありません。
5 〇 適切です。
「児童養護施設入所児童等調査結果」は頻出です。しっかりとおさえておきましょう。
ABCDE | |
1 | 〇〇〇〇〇 |
2 | 〇〇〇〇× |
3 | 〇〇〇×〇 |
4 | 〇××〇〇 |
5 | ×〇〇〇〇 |
正解 1
「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」によれば、A~Eはすべて処罰の対象となる者として適切です。
ABCDE | |
1 | ア イ エ オ ウ |
2 | ア ウ エ オ イ |
3 | エ イ ア ウ オ |
4 | エ オ ア ウ イ |
5 | オ ア イ エ ウ |
正解 2
A ア 「児童福祉法」第6条の2の2第6~7項参照。
B ウ 「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」第5条第5項参照。
C エ 「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」第5条第16項参照。
D オ 「児童福祉法」第6条の2の2第2項参照。
E イ 「児童福祉法」第6条の2の2第5項参照。